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2012年10月21日

フランツ・リスト室内管弦楽団

昨夜はMupaでフランツ・リスト室内管弦楽団(Liszt Ferenc Kamarazenekar、以下LFKZと略記)のコンサートを聴いてきました。


Világsztárok az Évad zenekarával
Beethoven-est - Luis Fernando Pérez és a Liszt Ferenc Kamarazenekar

2012. október 20. 19:30 - 22:00
Bartók Béla Nemzeti Hangversenyterem

Beethoven: Nagy fúga, op. 133
Beethoven: I. (C-dúr) zongoraverseny, op. 15

Beethoven: IV. (B-dúr) szimfónia, op. 60

Közreműködik: Luis Fernando Pérez - zongora

席がちょっと前過ぎました。もう少し後ろにすればよかった。

そういえばベートーヴェンを聴くのは久しぶりです。
やっぱりいいですね~、ベートーヴェン。
背筋がビシッと伸びる感じがします。

ソリストのルイス・フェルナンド・ペレスは、私は初めて聴くピアニストですが、日本ではラ・フォル・ジュルネで演奏したようですね。
会場で渡されたプログラムには「ヴィルトゥオーゾ」と書いてあったけれど、ステージに登場したのは35歳とは思えない落ち着いた風貌の、演奏家というより研究者のような大人しそうな人でした。
演奏もヴィルトゥオーゾというよりは、そつなくまとめた感じで、もう少しメリハリをつけてもいいような気もしました。

特に第3楽章の冒頭↓

「ミ・ミレドードッミ・ミレドードッミ・ミレドードシラー・・・」が
「ミッミレドッド・ミッミレドッド・ミッミレドッドシ・・・」に聞こえるんです。
一拍目にもうちょっとアクセント付けようよ!

まあ、細かいことを言わなければ、全体的には好感の持てる演奏でした。

アンコールはアルベニスのアストゥリアス(Asturias)。
ギターでもよく演奏される曲です。
これはプログラムの紹介に違わずヴィルトゥオーゾぶりを発揮していました。

後半のベートーヴェン第4番はとても温かい演奏で、聴いていて自然に頬が緩むような、ほっこりした気持ちになりました。
盛大な拍手に答えて第4楽章をアンコール。
指揮者なしで息のぴったり合ったアンサンブルは本当に素晴らしかったです。


さて、LFKZは今年で創設50年を迎えます。
それを記念して、今シーズンはMupaで「スターと共演シリーズ(全4回)」が開催されます。
今回が第1回目。
第2回目以降のソリストは

11月:コチシュ
1月:ペレーニ
5月:パユ

と発表されていましたが、コチシュは先日手術を受けたらしいので、11月に弾けるのか心配していました。
昨日の演奏会場で配布されたプログラムによると、11月にはペレーニが弾き、1月にはコチシュの息子クリスティアーン君が弾くそうです。

ラーンキの息子さんの演奏は以前聴いたことがありますが、今度はコチシュの息子さん!
おお~~~! 楽しみ~~~!

2 件のコメント:

  1. ご無沙汰しています。
    フランツ・リスト室内管弦楽団のモーツァルトを記事にしました。本当にいいオーケストラですね。
    子供のようだったラーンキにお子様がいるとは、ホンマ歳をとるはずです。
    その他の話題は無し!(笑)
    でも暗黒兄弟の話にはわらけましたよ。

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    1. リスト室内オケは素晴らしいです。
      私はあまり大編成のオケは苦手なので、もっぱら室内オケばかり聴きに行ってます。
      ラーンキもコチシュも、お子さんがピアニストでお父さんとしては嬉しいでしょうね。
      演奏を聴くのが楽しみです。

      そうそう、野球を知らない夫は「ウサギはハムを食べないからハムが勝つ」と言っております。
      その通りになるでしょうか?(笑)

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