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2013年7月29日

リアルロシア

夫が「これ面白いよ」と教えてくれたのが、リアルロシアというビデオブログ。

ウファ(モスクワから東に1,500km離れた街)に住む若者がロシアの素顔を紹介するもので、街の様子や人々の暮らしぶりがよくわかります。

これは第1回↓



ロシア語訛りの英語がキーさんを彷彿とさせますね。(笑)

すっかりはまってしまって、一気に25回まで観てしまいました。
残りはこれから観ます♪

ところで本日の最高気温は…

40℃ってありですか???


2013年7月27日

ヴェンゲロフのヴァイオリン

去年堀米ゆず子さんのヴァイオリンがフランクフルト空港の税関で押収された話はまだ記憶に新しいですね。

昨日FBで「ヴェンゲロフのヴァイオリンがモナコの税関で引っかかった」と知りました。
NFBM / Nicola-Fee Bahl Management Ltd.のページを以下転載。

While traveling from France into Monaco, Maxim Vengerov was stopped by the border police asking if he had anything to declare. They saw his violin case and asked him if he had the papers to confirm his ownership. “No,” Maxim replied. “But I can prove it to you.”

(マキシム・ヴェンゲロフはフランスからモナコに入国する際に申告する品がないかと尋ねられた。ヴァイオリンケースを見つけた係員に「このヴァイオリンがあなたものだと証明する書類はあるか」と質問され「書類はありません。でも証明出来ます」と答えたヴェンゲロフのとった行動は…↓)



うわぁ~、こんな至近距離でヴァイオリン聴けるなんて羨ましすぎる!!

ヴァイオリンは没収されなかったようですね。

2013年7月18日

パール街の少年たち

先日、普段通らない道を歩いていたら、いきなり目の前にこんな光景が!



ハンガリーの作家モルナール・フェレンツ(Molnár Ferenc、姓・名の順に記載)の小説、"Pál utcai fiúk"(「パール街の少年たち」という訳本が日本でも出版されているようです)の一場面じゃないですか!

この小説はハンガリーでは小学校高学年の課題図書にもなっており、ハンガリー人なら誰でもよく知っているお話です。
少年たちの縄張り争いをもとに思春期の葛藤を描いたもので、大人への階段を前に逡巡した頃を思い出し、懐かしくも物悲しい気持ちになります。
 
ハンガリー語がある程度理解出来るようになった頃、ハンガリー人達が会話に小説の一節や歴史上の人物の言葉をよく引用することに気付きました。
「パール街」なら、単なる地名だけではなく、この小説に描かれた世界と、それを読んだ時の気持ちも含まれます。

言葉を習得するのにいくら単語や文法を覚えてもそれだけでは十分ではない、その言葉を話す人々と同じ文化的背景を持つ必要があると気付くのに時間はかかりませんでした。

幸い、読書家の義両親と夫(←今ではすっかりゲーマーですけど、かつては本の虫でした)のお陰で我が家は本で溢れています。
「ハンガリー人なら誰でも知っていて、私にも読めそうな本」を夫に選んでもらい、辞書を引き引き、連日読書に明け暮れたものです。
私自身、重度の活字中毒患者なのに日本語の本をあまり持ってきていないので、読書への飢えはもっぱらハンガリー語の本で癒しました。

最近はネットのお陰で毎日日本語に触れられるし、あまり本を読まなくなってしまいましたが、このパール街の少年たちの像を見て本が恋しくなりました。
家にはまだ読んでいない本がたくさんあるのに…。

そういえばパール街(Pál utca=パール通りと訳す方がいいと思うのですが…)をはじめこの小説に出てくる地名は我が家からそれほど遠くない所にあります。
よし、この本をもう一度読み返して、小説の舞台巡りしよっと!

そう言うと、夫は電子書籍をタブレットに入れてくれました。
ハンガリー文学の名作がほぼ網羅されているのですが、不慣れなせいか電子書籍は読み応えに欠けるような気がします。
やはり私は紙の本がいいです。

2013年7月16日

記念日ランチ

7/14(日)は24回目の結婚記念日、お祝いにお昼を食べに行ってきました♡
「今日は私が招待するからね」と言って向かった先は・・・
昨年夏オープンしたHOOTERS。
夫は私に内緒でオープン直後に行き、ウェイトレスさん全員を侍らせて一緒に写真を撮り、それを友達に見せびらかして自慢していました。
「何この写真!」と文句を言うと、「ハンバーガーを食べたついでに写真を撮っただけだよ! 女の子目当てで行ったんじゃないよ! ああ、ハンバーガー美味しかったな」とほざきやがりました。
「そんな美味しいハンバーガーなら私も食べたい、連れて行ってよ」と言っても無視しやがったので、それなら!と夫に内緒で予約を入れました。(笑)

お店の中はこんなポスターも↓


こちらは私の注文したハンバーガー。付け合せのポテトの形が面白い。

夫は手羽先を。手前は骨無し、奥は骨付きです。
私達が行った時はお客さんの多くがアメリカ人で、「ああ、懐かしいなあこの味」と言う声があちこちから聞こえました。
アメリカ人にとってはこれが故郷の味なんでしょうね。

お昼だったせいもあり、お店には家族連れもいたし、ウェイトレスさん達はもっとセクシー路線まっしぐらかと思っていたのですが、健康的なお色気でした。
それにしても若いお嬢さんたちってスタイルいいなあ~。
(ウェイトレスさん達の写真は撮っていないので、興味のある方はこちらからどうぞ)

2013年7月13日

ホール見学ツアー

近所に出来た室内楽用のコンサートホールの見学が出来るというので行ってきました。
(注:見学は事前の申し込みが必要です)

Budapest Music Center。
ここには既に2回コンサートを聴きに行きました。
(1回目はこちら、2回目はこちらをご覧下さい)

室内楽用のホール。
昼間は太陽光が入るんですね。とても柔らかい明かりで、ここでハイドンやモーツァルトのクァルテットを聴いてみたいと思いました。

2階席から見たホール。
2階には15席程しかなく、一般には売り出していないとのことでした。
ああ、この席で聴きたいよ~!

地下にはジャズクラブもあります♪
今のところライヴは週末だけですが、近いうちに毎日ライヴを開きたいと係の人が言っていました。
木材中心の温かい内装。音響はどうなのかな?
近いうちに夫と来ようと思います。

さて、Budapest Music Centerは音楽ホールだけではありません。
ハンガリーの演奏家のデータベースを備え、演奏会の企画もすればCDも出す組織です。
この建物の中にも録音用のスタジオがあり、図書館には楽譜やCDが所狭しと並んでいました。

図書館です。ここも木目で落ち着いた雰囲気でした。


図書館の窓から見た景色。この道の果てにはドナウ川が流れています。
図書館は無料で利用出来るそうです。(身分証明書の提示は必要)

これは屋上。この下に室内楽用のホールがあります。

ガラス扉の手前には食事を準備するスペースがあり、ここで立食パーティなんて素敵でしょうね♪

これ以外にも会議室、宿泊施設等がありました。
宿泊施設は、演奏家や関係者が泊まることが出来るそうです。

演奏会に来た時はホールの響きが気に入ったけど、ジャズクラブのお料理も美味しそうだったし、図書館の膨大なCDと楽譜も気になるし、これから頻繁に足を運ぶことになりそうです。
ああ、近所にこんな良い場所が出来て本当に嬉しい!

2013年7月7日

匂いの記憶

先日ユリの花束をいただきました。
花の香りを嗅いだ瞬間、なんとも懐かしい気持ちで胸がきゅんとしました。
なんでやろ…。

そういえば、母の実家の裏にオニユリがたくさん咲いていました。
私の記憶の深いところで、ユリの香りは子供の頃母の実家で過ごした時間と直結しているようです。
それに気がついてから、近くの川で泳いだこと、セミの声、山登り、いとこ達と食べたスイカの味など次々と思い出してちょっとホームシックになりました。

匂いといえば、私はディルの香りを嗅ぐとワルシャワの街並みが目の前に浮かびます。
ポーランド料理に欠かせない香草のディル。
ポーランドに行くまで嗅いだことのなかった匂い。
中央市場でディルを売っているお店の前を通る度に、学生時代に初めてポーランドを訪れた時の記憶が鮮やかに蘇ります。
逆に、ワルシャワが恋しくなった時はディルの香りを嗅いで懐かしんだりもしています。
今日はディルとケフィルを混ぜたドレッシングをかけたサラダを食べたので、ワルシャワ恋しい病が再発しました。

日本に一時帰国すると、飛行機から降りた瞬間にお醤油のような出汁のような匂いがします。
ほんの一瞬だけで、すぐに何も感じなくなるのですが、夫は日本滞在中ずっと「魚のにおいがする」と言っていました。
きっと私は昔から慣れた匂いだから一瞬しか感じないのでしょう。

逆にハンガリーに戻ってきたら一瞬パプリカの匂いがします。
これもほんの一瞬だけ。
私の鼻がパプリカにも慣れてしまったからでしょうね。

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広島を3タテ!
まさかマエケンに勝てるとは思ってなかったから嬉しい~~~!
晋ちゃんおめでとう~☆

2013年7月4日

お酢の代わりに…

こちらの水道水は石灰分が多く、白いものを洗濯すると少しずつ灰色っぽくなります。
そこで、洗濯する時には洗剤と一緒にお酢を入れて石灰を溶かすと良いと以前書きました。(こちら
お酢のお陰で洗濯物は灰色にならないし、ごわごわしないし、いいことだらけ♪ と思っていたのに、夫が「お酢を使うなんてやめてよ! そういえばどれも酢の臭いがするよ」と言い出しやがりました。

実際はお酢のにおいはしないのですが、お酢が苦手な夫には幻覚ならぬ幻臭がするようです。

困ったなあ~と思っていたある日、ハンガリーのサイトで「洗濯にはCitromsavがいい」と書いてありました。

Citromsav=クエン酸

私が読んだサイトによると、クエン酸は全くの無臭なのでお酢よりも洗濯や掃除に適しているとのこと。
早速試してみると、あ~ら奥様! お酢よりももっとふわふわに仕上がるじゃあ~りませんか!!
臭いがないから夫も文句は言えません。ざまあみろ!

洗濯物のごわごわでお悩みの方、クエン酸はいいですよ~、お勧めです!


2013年7月1日

幸せの値段

先日、仕事帰りに無性にKakaós csiga(カカオーシュ・チガ)が食べたくなりました。
Kakaós csiga、直訳するとココアのカタツムリ。
シナモンロールに似たパンで、シナモンの代わりにココアが入っています。
画像はハンガリーのパン屋さんLipóti Pékség のサイトから拝借しました
途中でパン屋さんに寄るつもりでしたが、急に大雨が降り出し、あいにく傘を持っていなかったので、パンは諦めて一目散に帰宅しました。

するとですね、一足先に帰宅していた夫が「ひどい雨だね~、風邪をひかないようにすぐ着替えて熱いお茶を飲んだ方がいいよ。Kakaós csigaを買ってきたから一緒に食べよう」と言うではありませんか。

「 Kakaós csiga? うわっ、今メッチャ食べたいと思いながら帰ってきてん!」と驚くと、「僕は何でもお見通しなのさ」とニヤリ。
ほんまかいなぁ???

でも食べたいと思っていたのに買えなかった、それが家にあるってなんと幸せなことでしょう♪
食べながら「美味しいなあ、嬉しいよぉ~、ああ私って幸せ♡」を連発しました。(笑)

で、このKakaós csiga、日本円に換算して100円しません。
よく「幸せはお金では買えない」というけれど、私の幸せは100円でお釣りが来ます。
ああ、なんて安上がりなんでしょう。(笑)