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2012年11月30日

焼き栗

焼き栗の美味しい季節がやってきました。
クリスマス市の焼き栗屋さん
少し前まではお手頃価格で、街角で焼き栗屋さんを見かける度に買っていたのですが、最近高くなって「見かける度に買う」のを躊躇うようになりました。

「あ~あ、焼き栗高すぎて買えないよ」と文句を言ったら

「自分で焼けばいいじゃないか」

と夫が言いやがりました。(←すみません、言葉が乱れてます)

「なんで私が?」と一瞬ムッとしたものの、中央市場で栗の値段を見ると、クリスマス市のボッタクリ栗一袋(5個入り)とほぼ同じ値段で500g買えるじゃあ~りませんか!
ほな家で焼きましょか、となるのは当然の流れです。

栗はどうやって焼くの? と「sült gesztenye」で検索すると、一晩水につけた栗をオーヴンで焼くだけで簡単!
栗ににX字の切れ目を入れて、ベーキングシートを敷いた天板に栗を並べ、天板全体をアルミホイルで覆って220℃~240℃で約20分焼き、アルミホイルを外してさらに5~8分焼いて出来上がり。

な~んや、楽勝やん!


食べ終わった後で「焼き栗」と日本語で検索したら、炊飯器でも作れるって書いてあるし!
炊飯器の方が簡単そうや。次は炊飯器で作ろっと♪

2012年11月26日

クリスマス市

ヴュルシュマルティ広場のクリスマス市は11月16日に始まりましたが、少し遅れてセール・カールマン広場 Széll Kálmán tér (旧モスクワ広場 Moszkva tér)でもクリスマス市が始まりました。


ヴュルシュマルティ広場に比べるとかなりショボイです・・・。

でもお値段はボッタクリのヴュルシュマルティ広場とは違って良心的。
雰囲気を味わうならヴュルシュマルティで、お買い物なら他のクリスマス市を回った方がいいと思います。


さて、今日は嬉しいことが二つありました。

まずは、ツィメルマンの日本公演を聴かれた方が、リサイタルの様子を詳細にメールで教えて下さいました。
メールを読みながら、まるで自分も演奏会にご一緒させていただいて、一緒に演奏を聴いたような気持ちになりました。
どうもありがとうございました。

もう一つは、同級生がFBにグループを作ってくれました。
名前も写真もあるし、疎遠になっていたかつての同級生とネット上で再会する機会が増えそうで楽しみです。
本当にありがとう、そしてこれからもよろしく!


そうそう、話は飛びますが、ニコライ君が来年2月にワルシャワで弾くと聞いて、聴きに行こうか迷っていたら、なんとウィーンでも弾くらしいです。
ワルシャワに行くなら何日かお休みを取る必要があるけれど、ウィーンやったら1泊で行けるやん!
でも、なぜインペリアル? 裏に楽友協会があるやん!

あっ!
楽友協会といえば3月頭にキーさんを聴きに行くのでした。
ウィーンに立て続けに2回行くのもなあ・・・。

2012年11月24日

ぷいぷい

先日、ちちんぷいぷい(関西ローカル番組)でブダペストが紹介されたそうですね。
母から連絡がありました。

番組で紹介されたというヴュルシュマルティ広場のクリスマス市に、一昨日仕事帰りに同僚達と一緒に行ってきました。

真っ暗だけど午後5時過ぎです。
ヴュルシュマルティ広場のツリー


これはケンピンスキホテルの近くのツリー。こっちの方が私は好き♪

キュルトゥシュカラーチ(Kürtőskalács)、直訳すると煙突パン(笑) 甘いパンです。

冬の風物詩、焼き栗
キュルトゥシュカラーチも焼き栗もクリスマス市価格。(要はボッタクリ)
「他所でもっと安く買えるよね、信じられな~い!」とボヤきながら我々が向かったのは・・・
ソーセージ屋さん♡
焼きソーセージ以外にお肉やシチューなど、美味しそうな食べ物がいろいろありました。

飲むのはもちろんホットワイン。ハンガリー語でforralt bor(フォラルト・ボル)と言います。
マグカップ代を払えば持ち帰れます。
マグが欲しくなければ紙コップに入れてくれます。

私達は最初は「紙コップでいいよね」と言っていたのに、やっぱり欲しくなって2杯目はカップも買いました。(2杯飲んだんかい!)
赤くて可愛い♪
マグカップのデザインは年によって違います。
今年は赤。来年は是非黄色と黒でお願いします~!

アルコールの苦手な私が2杯も飲んだらどうなるか?
ちょっと酔ってしまったので、酔いを醒ましにドナウの畔を歩いて帰りました。

ライトアップされた王宮

鎖橋、後ろに見えるのはマーチャーシュ教会

番組では中央市場も紹介されたそうなので、今朝撮った中央市場の写真も載せます。
今日は中国物産展でした。
赤い提灯が中国の雰囲気を出してますね。

先日の日本物産展の宙吊り浴衣よりずっといいわ。

2012年11月22日

ペレーニ&フランツ・リスト室内管弦楽団

昨夜はリスト室内管の演奏会に行ってきました。
会場はMupa(芸術宮殿)。

前回と同じ席。う~ん、やっぱりもう少し後ろにすればよかった・・・。
今シーズン4回シリーズ演奏会の2回目です。
(第1回目はこちら)

Időpont: 2012. november 21., szerda 19:30
Helyszín: Müpa - Bartók Béla Nemzeti Hangversenyterem


Előadó(k): Liszt Ferenc Kamarazenekar
  Műészeti vezető: Rolla János
  Perényi Miklós (gordonka)

Műsor:
BARTÓK: Divertimento
FARKAS FERENC: Trittico concertato
                          Concerto all’antica
BRITTEN: Variációk egy Frank Bridge-témára, op. 10


このシリーズで特に楽しみにしていたペレーニ様のチェロ♡
ファルカシュ・フェレンツの曲は2曲とも前にも聴いたことがありますが、やっぱり素晴らしかった!
ペレーニは素晴らしく高度なテクニックの持ち主ですが、それを前面に押し出さず、温かく優しい音楽を作り上げていました。

一切の無駄がない必要最低限の動き(まるで何もせず椅子に座っているだけのように見える) から無限に広がる美しく豊かな音に包まれて、うっとりと夢見心地でした。

アンコールにConcerto all’anticaの最終楽章をもう一度演奏して、例の如く恥ずかしそうにはにかみながらペレーニは何度もお辞儀して退場しました。

さて、ペレーニのことばかり書きましたが、オケももちろん素晴らしかったです♪
バルトークのディヴェルティメントってこんなにきれいな曲だったのか! と再発見したり、ブリテンのぴたりと息のあった演奏にうっとりしたり。
もっともっと聴いていたいと思わせる本当に美しい音でした。

帰りにばったり友人に会って、お互いに「いいコンサートだったね」と言うのが精一杯。
それ以上の言葉が出てこないし、その必要もないと思いました。
家が同じ方向だったので一緒に帰りましたが、ずっと「よかったねえ」「 本当によかったねえ」と言い続けていました。
後から考えると可笑しいですね。

でも、とにかくいいコンサートで、とても幸せな時間を過ごすことが出来ました。

2012年11月19日

気になるニュース

先週、ブダペスト市内の倉庫から大量の期限切れ食品が発見されたとTVのニュース番組で報道されました。(こちら)
なんと、中には8年前に賞味期限が切れた食品もあったそうで・・・恐ろしや~!

実はこれが初めてではなく、これまでにも何度も同様のニュースがありました。
今回も、これまでも、倉庫の持ち主は中国人で、見つかった期限切れ食品は肉、魚と中華食材でした。

私の勝手な憶測ですが、市内の中華のファーストフード店(Kínai GyorsbüféとかKínai Büféと呼ばれるお店)はここから食材を調達しているのかもしれません。

もともとブダペストの中華ファーストフード店の料理は味が濃すぎるので、私は苦手でほとんど行ったことがありませんが(自分で作れそうなものばかりだし)、安くて手軽なので人気があるようです。
今のところ食中毒のニュースは聞かないので大丈夫なのかな?
でも不安ですね。

**************

不安といえば、私はつい最近知ったのですが(←情報遅すぎっ!)、今夏ルーマニアで白タクに乗った若い日本人女性が殺害されたそうですね。

悪質な白タクはブダペストにも存在します。
殺人事件は聞いたことがないけど(タクシー運転手が殺された事件はあります)、ボッタクリは残念ながら日常茶飯事です。

私はタクシーに乗る時は、客待ちしているタクシーは使わず、必ずタクシー会社に電話して呼びます。
目の前にそのタクシー会社のタクシーが客待ちしていても電話します。
というのは、電話で呼び出せばいつ誰がどのタクシーに乗ったか、ちゃんと記録がタクシー会社に残って安心だからです。

実際に、タクシーに忘れ物をした知人は、タクシー会社経由で連絡があり無事に忘れ物が戻ってきました。

道で客待ちしているタクシーが全て悪いというわけではありませんが、電話で呼んでも料金が高くなるわけでもないし(逆に電話で呼ぶ方が安い料金体系の会社もある)、安心材料は一つでも多い方がいいと思うからです。

あ、ホテルや駅前で客待ちしているタクシーは避けた方がいいですよ、大抵ボッタクリですから。
日本語で声を掛けてくる人は特に要注意です。

2012年11月18日

OB戦

今日は甲子園で阪神読売OB戦が開催されたそうですね。
Togetterの楽しそうな『阪神x巨人OB戦@甲子園』まとめ!に写真もたくさん載っていて、これを見るだけでも楽しめました。

最後はジェフと矢野さんバッテリーだったんですね。うわ~、甲子園で見たかったなあ。

監督は川藤さん♡ (写真はサンスポさんから拝借)

ジェフ~~~♡ (写真はサンスポさんから拝借)

野球はストーヴリーグたけなわ。
FA補強もいいけど、ドラフトで獲った有望な新人はちゃんと育ててや~!
それとアッキャマンと歳内君とはやたんも忘れんといてや~~!

2012年11月17日

中央市場

中央市場の南側の工事はまだ続いていますが、一部完成したようです。
緑が鮮やか。
花が咲くときれいでしょうね。春が楽しみです。

中央市場側から見るとこんな感じ。
小さいながら子供用の遊び場もあります。

中央市場ではまた日本の日開催中でした。
相変わらず浴衣の宙吊り・・・どないかならんのかいな?

売っているものもこれまでと変わりなく、盆栽(もどき)やセラミックの包丁などでした。
お寿司のコーナーもあったけど、あまり食欲をそそるものではなかったなあ。
お寿司よりお好み焼きとかたこ焼き作ればいいのに。
なんやったら私が焼きまっせ~!

ちなみに、来週末(11/22~24)は中国、その次(11/29~12/1)はスイス、続いて12/5~8はフィンランド、12/12~15はイギリス物産展が開催されるそうです。


ところで今日はブダペストのお誕生日です。
1873年11月17日に西岸のブダとオーブダ、東岸のペストが合併されて「ブダペスト」が誕生しました。
丘の多いブダと平地のペストでは街の雰囲気も違うし、気温もブダよりペストの方が少し高いようです。
私はペスト側に住んでいるのですが、自宅周辺は晴れているのに、ブダの丘方面に行くと雪が積もっていることもあったり、まるで別世界です。
ブダは山の手、ペストは下町っぽくて、それぞれのよさがあります。
ブダ住民は「ペストはごちゃごちゃしてて落ち着かない」と言いますし、ペスト生まれペスト育ちの夫は「不便なブダには住みたくないね。僕はシティボーイだから」と言います。(笑)
私はどこでもいいから庭付き一戸建てに住んで、好きな時に好きなだけピアノが弾きたいのに~!

2012年11月14日

いよいよ

今日、仕事帰りに買い物に行くと・・・
ショッピングセンターの中はすっかりクリスマスの雰囲気です♪

スーパーには・・・
サンタさんチョコがいっぱい♡

後ろ向きのサンタさんがいるのはご愛嬌。(笑)
こちらではサンタクロース(聖ミクラーシュ)は12月6日にやってくるので、そろそろこういうチョコレートを買う時期です。
私は今日は見るだけで、買うのはもう少し先にします。
あまり早く買っても、誰かさんがすぐに食べてしまうので。

ヴュルシュマルティ広場(Vörösmarty tér)のクリスマス市も明後日(11/16)から始まるし、いよいよ年の瀬ですね~。
ホットワイン飲みに行こうっと♪

2012年11月13日

キーさん&ツィメ様レヴュー

キーさんのダブリンでのリサイタル評が出ました。(こちら
彼のピアノの音は独特だけど、音が強過ぎてうるさいなんて思ったことないなあ。
ああ、早くシューベルトが聴きたい♪
ベートーヴェンのop.111もめっちゃ楽しみです。

ところでプログラム、楽友協会のサイトでは最初のハイドンはD-dur XVI:51になってるけど

http://www.musikverein.atに記載のプログラム
ダブリンの記事によると、ファンクラブの記載通り59番のソナタ(Hob XVI: 49)を弾いたようですね。
http://kissin.dkに記載のプログラム
そろそろハイドンのXVI:49予習しないと・・・。


ところでツィメ様は日本ツアーの前に香港で演奏したそうで、こちらにレヴューがありました。
ブラームスの2番のソナタは確か初来日の時に東京の虎ノ門ホールで弾きましたよね。
私は聴きに行くことは出来なかったけど、ラジオで聴きました。
確か新日鉄アワーっていう立川澄登さんの番組でした。
その後出たLPも買いましたが、若きツィメルマンの溌剌とした演奏はとてもよかったです。
なぜか御本人はこのLP(だけじゃないけど)はなかったことにしたいみたいですね。
今は廃盤になっています。

あの頃の演奏と今の演奏はどう変わっているのか? ああ、聴きたいよ~!

そういえば香港レヴューによると、全曲楽譜を見て弾いたそうですけど、日本でもそうするのでしょうか?
日本のリサイタルを聴きににいらっしゃる方、 またどんなだったか教えて下さいね。

しかしツィメ様、ますます変人への道を猛進なさってるなあ~。(笑)

2012年11月11日

マールトンの日

11月11日はマールトンの日。
これまでにも何度か書きましたが、ヨーロッパ諸国では「今日は○○という名前の日」と毎日名前がついていて、今日はマールトン(Márton、英語でMartin)の日です。

さて、このマールトンの日にはガチョウを食べるのが慣わしです。
聖マールトンの日にガチョウを食べない人はその後1年間飢える(Aki Szent Márton napján libát nem eszik, az egész évben éhezik)と言われるからです。

では、なぜガチョウを食べるんでしょう?

時は4世紀に遡ります。
ローマ属州パンノニア(現在のハンガリー)生まれの兵士マールトンは、雪の中で凍えていた半裸の物乞い自分の着ていたマントの半分を切って与えました。
その夜、マールトンの夢の中に、半分のマントをまとったイエス・キリストが現れて祝福をされました。
マールトンは聖人としての名が高まり、司教を依頼されたものの気が向かず、時のローマ皇帝の使いを拒んでガチョウ小屋に隠れました。
ところがガチョウが騒ぎ立てたため見つかり、司教になる羽目となりました。
以来、聖マールトンの日には、罰としてガチョウを食べることになったそうです。

「それはガチョウが可哀想、八つ当たりやん」と言うと「じゃあ君は1年間飢えてもいいっていうわけ? 僕は絶対に嫌だよ」とうるさい人がいるので、今日のお昼はガチョウにしました。

【材料】
ガチョウ(liba)のもも肉(mell)でも胸肉(comb)でもお好みで。
我が家はももと胸両方買いました。
玉ねぎ (hagyma) 3~4個
ニンニク (fokhagyma) 1個
塩、コショウ、パプリカ粉 適量
白ワイン(または水) 1カップ

【作り方】
~前日~
①ガチョウの肉を冷水でよく洗い、水気をふき取る。
②塩、コショウ、パプリカ粉、ニンニクをつぶしたものを混ぜて、肉によくすり込む。
③お皿に並べてラップで密閉して冷蔵庫で一晩寝かせる。

~当日~
④オーヴンを170℃に温める
⑤耐熱容器に油を塗って、肉を並べて(皮を上にする)、四つ切にした玉ねぎ、ニンニクを入れ、白ワインか水を入れて、アルミホイルできっちり包んでオーヴンで蒸し焼きにする。
⑥約1時間半~2時間で肉に火が通るので、柔らかくなったかどうか確認してホイルを外す。
⑦オーヴンを200℃に上げ、皮がカリカリになるまで焼く。
(皮から出た脂をかけながら焼くとよい)



付け合せは玉ねぎ入りマッシュポテト。
玉ねぎ3個分のみじん切りをたっぷりの油でよく炒め、茶色くなったら茹でたジャガイモを入れてつぶしながら混ぜて出来上がり。

なお、ガチョウを焼くと大量の脂が出ますが、ハンガリーでこれを捨てたら家庭内争議が起こります。
オーヴンから取り出したところ。皮から出た脂の中で肉が泳いでいます。

脂は熱いうちに別の容器に移して、冷めたら冷蔵庫で保存。
パンにこの脂をたっぷり塗って紫玉ねぎのスライスを載せたり、パプリカを振りかけて食べると「美味しい~~~~!」のだそうです。

私はパンに塗るのは御免ですが、この脂で作った炒め物はは美味しいです♪

そうそう、マールトンの日のガチョウは11月11日11時11分に食べるのが正式らしいのですが、日曜日は朝寝坊なので、食べたのは午後1時近くでした。

2012年11月4日

自由橋

自由橋(Szabadság híd)の欄干に・・・
鍵です。
確かパリの橋に鍵がたくさん付いてましたけど、ブダペストにもあるんですね。

えらい凝った鍵も。紅い薔薇付きです。(笑)

えっとぉ、こんなん付けたからって「私たちの愛は永遠よ♡」とは限りませんので。(笑)
オッチャンとオバチャン(私達夫婦のことです)は鍵なんか付けてないけど今でも仲良う暮らしてまっせ。
お互いをよく理解して、毎日何か面白いことを見つけて二人で一緒に笑っていれば、鍵なんかいりまへんで。

上の2枚の写真を撮ったのは今日の午後4時半頃。
その10分後には橋がライトアップされました。
自由橋

エルジェーベト橋
この後、あっという間に真っ暗になりました。

2012年11月3日

モツレク

昨夜は近所の教会でモーツァルトのレクイエムを聴いてきました。

  • Időpont:2012. november 2., péntek 19:30
    Előadó(k):Szabóki TündeMegyesi Schwartz LúciaKeresztessy Péter,Cser Péter (ének), 
    Sirák Péter (orgona)
    Budapesti Victoria Kamarakórus
    Diósdi Szent Gellért Vegyeskar   
    (karigazgató: Szabó Katalin)
    Liszt Ferenc Kórus és Zenekar   Vezényel: Farkas Mária
    Műsor:MOZART: Requiem, K. 626
    a halottak napi szentmise keretében
    Helyszín:
    • Belvárosi Szent Mihály-templom

演奏会ではなく音楽を使ったミサで、曲の合間には神父の説教や聖体拝領がありました。

修復工事中の教会


ここ数日は教会やコンサート会場でレクイエムが多く演奏されます。
モツレクだけではなく、ヴェルディやフォーレのレクイエム、またハイドンの交響曲第44番「悲しみ」を演奏する会場もあります。
亡くなった人があの世からこの世へやって来る日だからレクイエムが演奏されるのだと思っていたのですが(もちろんそれで間違いはないのですが)、昨夜の神父様の説教を聞いてはっと気付いたことがあります。

1956年10月23日、ハンガリーで民主化運動が起こり、ソ連軍が侵攻しました。
多くの人の血が流れ、ソ連軍がブダペストを制圧したのが11月4日。
ですから、ハンガリーの人々にとってはこの時期は単に宗教的な祝日ではなく、もっと直接的に、身近な人を偲ぶ日なのです。

迂闊にも万聖節と民主化運動(こちらではハンガリー革命と呼びます)を関連付けることがなかったのですが、昨夜モツレクを聴きながら何度も胸が締め付けられるような思いをしたのは、周囲のハンガリー人たちの哀しみが伝わってきたからでしょうか。


そして今朝。
空は灰色で、いつ雪が降ってもおかしくないような冬空です。



とはいえ当面は暖かい日が続くんですけどね。
暖かいから、と窓を開けてきれいに拭いたのに、月曜日は大雨らしいです。
何のために窓拭いたんやろ・・・(涙)