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2012年9月30日

引退試合

今日の琢朗さんの引退試合、最後の打席が琢朗さん、ここで一打出ればサヨナラ勝ち、というすごい盛り上がりだったようですね。
セレモニーも感動的でした。

12/09/30 広島・石井琢朗 引退セレモニー

挨拶を聞くと、琢朗さんのお人柄、頭のよさが伝わってきますよね。
引退してもきっと近い将来どこかのユニフォームを着て後進の指導に当たられることと思います。
24年間お疲れ様でした&ありがとうございました。

なんで阪神ファンやのに他所のチームの選手のこと書くんや? と思われる向きもあるでしょうが、私は阪神ファンである前に野球ファン。
いい選手はチームを超えて応援するんです。
琢朗さんのブログも読んでるし。
(Google readerにいろいろ登録してるんですけど、野球関連が多過ぎて一体どこのチームのファンなのかわからない状態です:笑)

さて、琢朗さんのセレモニー見ていると、なんだか胸の奥がモヤモヤしてきました。
阪神は最近こんな素晴らしい引退セレモニーを全然やってないやん!
矢野さんが結局試合に出られなかったこととか、現役続行を希望していた赤星君を辞めさせた(と私は思っています)こととか。
ジェフやブラゼルにはファンがお別れをいう機会もなく帰国させるし。
城島だって、確かに阪神に来てからはあまり活躍出来なかったけど、あれだけの選手なのに鳴尾浜で引退試合するし。(甲子園でも何かしないのかな?)
10月9日のアニキの引退試合はちゃんとしてよ!

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中央市場の南側のごちゃごちゃしていた所が整備されていました。

昨日(9/29 土)の午前中に撮りました。
もうすぐ完成ですね、楽しみです。

2012年9月28日

秋ですね

城島も引退するんですね。
アニキにしろジョーにしろ、今までの阪神にはいなかったタイプ。
引退後はぜひ虎の後進の指導に当たっていただきたいと思うのですが、どうでしょうね。
ジョーはダイエーに戻るのかな?

引退とか戦力外とかいう話題が出てくると、いよいよ本格的な秋だと感じます。
FAで出て行く選手もいるかもしれないし、ドラフトもあるし、来シーズンはどんな顔ぶれになるんでしょう。

ところでヤクルトって素晴らしい球団ですね。
↓これ見て下さいよ。

金本知憲選手(阪神タイガース)から東京ヤクルトスワローズファンの皆様へ

よそのチームの選手のメッセージを公式サイトに載せるなんて!
阪神も見習おうよ、こういう姿勢!
生まれた時から阪神ファンやけど、はっきり言うて阪神の辞書には「ファンサービス」の文字はないで!
グッズ売るんがファンサービスとちゃうで!
もっとファンと選手を大事にせな!
ジョーの引退試合鳴尾浜ってほんまかいな? それも明日って?
何考えてんねん! (ほんま、何も考えてへんわ、アホや、アホ過ぎるわ、球団)


今日見つけた小さな秋。

赤い実。何の実なんでしょう? とても鮮やかな紅でした。

マロニエの実。殻が割れて地面に落ちている実もありました。

国立博物館と飛行機雲。

飛行機雲もう一丁!
飛行機雲を見ると、「この雲をずっと辿っていくと日本に着くのかな」なんて、ちょっとセンチメンタルになったり。
やっぱり秋ですね。
(私の秋は食欲だけじゃないんですよ。感傷的にもなるんです)


さて、秋といえばコンサートシーズンが本格的に開幕。
われらがキーちゃんもアルメニアの首都エレヴァンで今シーズン初のリサイタルを開きました。
その時の写真がこちらに掲載されているのですが・・・



髪のチェックに余念のないキーちゃん!

やっぱり気になるんですね~。(笑)

今シーズンのプロ、私は来年3月にウィーンで聴く予定ですが、ベートーヴェンのop.111がめっちゃ楽しみです♪

2012年9月24日

心配の種

今日の午後、在ハンガリー日本人大使館前で中国人によるデモがあったそうです。
(デモをする場合は事前に警察に届ける必要があり、大使館から我々在留邦人には「安全上の観点から上記抗議活動が実施される時間帯については当館への不要不急の来館は避けて頂くようお願いいたします」との連絡がありました)

どの程度のデモだったのか気になってニュースをみたら、デモに参加した人数は50~60人とも150人とも報道されています。

大使館に向かって卵を投げようとした人が逮捕されたとか。(その人は結局卵を投げたらしい。警察、何しとんねん!)

幸い私は今のところ何もありませんが、聞くところによるとハンガリーでも日本人が中国人に絡まれる事件があったそうです。
絡むなんてごくごく一部の人だけだとは思いますが、念の為暗くなったら外出しない、中国人の多い所(お店とか)には行かないようにしています。

写真はindex.huから拝借しました

写真はindex.huから拝借しました

写真はindex.huから拝借しました
不謹慎だけど、最後の写真は笑ってしまいました。
Facebookの笑えるTシャツシリーズ(おかしな日本語の書いてあるTシャツの写真)みたい。(笑)


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心配といえば、コチシュ大先生が入院なさったとか!
心臓の手術を受けたようです。
手術は無事成功。しかししばらくは安静が必要なので当面の演奏会はキャンセル、指揮は代わりの人を呼ぶようです。
私は11月の演奏会(コチシュがモーツァルトのK.414を弾く予定)のチケットを買ったのですが、これもキャンセルかな・・・?

コチシュはピアノ、指揮、作曲と八面六臂の活躍で大忙しでしたから、今はゆっくり休んで元気になっていただきたいです。

2012年9月20日

リストとイタリア

昨夜はイタリア文化会館(Olasz Kultúrintézet)にピアノを聴きに行ってきました。

文化会館内ホール。私も以前ここで室内楽を演奏したことがあるんですよ♪


Roberto Prosseda Liszt Ferenc-darabokat ad elő


Dátum: 2012. szeptember 19.
Időpont: 19.00 óra
Helyszín: Budapesti Olasz Kultúrintézet - Giuseppe Verdi terem

Vándorévek, Itália
   Sposalizio
Két legenda:
   Assisi Szent Ferenc prédikál a madaraknak
   Paolai Szent Ferenc a hullámokon jár
Verdi-Liszt  Rigoletto parafrázis
Vándorévek, Itália
   Il Penseroso
   Három Petrarca szonett
   Dante szonáta


巡礼の年第2年イタリア、2つの伝説、リゴレットパラフレーズと、イタリア関連のリストの曲を集めたプログラム。
大好きな曲ばかりなのでとても楽しめました。

私は演奏家を国籍でどうこう言うのはあまり好きではないのですが(ショパンはポーランド人に限るとか、ロシア人だからラフマニノフやプロコフィエフが上手いとか)、このイタリア人ピアニスト(ロベルト・プロッセダと読むのでしょうか?)は実に見事にピアノを歌わせていて、さすがイタリア人!と思いました。

特にリゴレットパラフレーズ。
ハンガリー人の若いピアニストが弾くと「どやどや~!」的な、華やかな技巧が目立つ曲に聴こえるのですが、 昨日の演奏を聴いて改めてこの曲の原曲はオペラだと再認識した次第です。

アンコールは2曲。
メンデルスゾーンのヴェネツィアのゴンドラ(Op.30-6 fis-moll)とショパンの遺作のノクターン(cis-moll。映画「戦場のピアニスト」で主人公が弾いた曲)。
どちらも技術的には易しい曲だけど、しっとりと歌わせて弾くとこうも聴き栄えがするのかと感心しました。
私もメンデルスゾーンの無言歌集をもっと弾こう! 楽譜あるのに全然弾いてないわ~。
(楽譜と言えばこのプログラムの曲、全部楽譜持ってるわ・・・いつ弾くねん!)
ロビー

ロビーの片隅になぜか古いピアノが

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アニキ引退に続いて今岡さんも!
どん様も来季は未定のようだし、寂しくなりますねえ。

私は阪神タイガースというチームのファンで、阪神に所属する選手はもとより、引退や移籍でチームを離れた虎戦士もずっと応援しています。
○○選手のファンだから阪神が好き、というわけではないので、誰かがチームを離れても猛虎愛は揺るぎません。
でも、2005年優勝の時のメンバーが一人減り、二人減り・・・という現実は寂しいです。(涙)
ああ、ひーやんと鳥谷君、来年も阪神にいてね!

2012年9月16日

シゲティ国際ヴァイオリン&ヴィオラコンクール

シゲティ国際ヴァイオリン&ヴィオラコンクール(Szigeti József Nemzetközi Hegedű és Brácsaverseny)のガラコンサートに行ってきました。

会場はMupa(芸術宮殿 Művészetek Palotája)のバルトークホール(大ホール)。





第1位が二名、中国のWangとポーランドのKuls、第2位がハンガリーのKállai、3位はなし。
Kállaiは聴衆賞も合わせて受賞しました。

3人とも大変素晴らしい演奏で、これは順位をつけるのが大変だっただろうと思いました。
Kállai君が登場すると会場は盛大な拍手。
ハンガリーからはヴァイオリン部門とヴィオラ部門に計22名が出場したのに、本選に残ったのは一人だけだったので、ハンガリーの期待を一身に受けての本選でした。
本選で弾いたバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番、とてもよかったんですよ~♪
ガラコンサートでは2次予選で弾いたバルトークのラプソディー第1番を演奏しました。

Wang君は時々音程が甘いように感じたのですが・・・。
それにしても中国の若い人たちってすごいですね。
最近、どの国際コンクールでも必ず上位に入賞してますよね。
私が子供の頃、中国では文革があって西洋音楽が禁止されていたから、我々日本人よりもさらにクラシック音楽の土壌がないはずなのに、最近の若い中国人音楽家の活躍は目覚しいです。
来年ハンガリーで演奏することが決まっているそうなので、どんな演奏を聞かせてくれるの今から楽しみです。

Kulsさんは経歴を読んだらクラクフ音楽院でダンチョフスカに師事しているそうです。
師匠ばりの芯の太い音で、たくましいブラームスでした。
こちらも来年ハンガリーで演奏するそうなので楽しみです。


シゲティとバルトークの共演でバルトークのラプソディ第1番♪


2012年9月10日

頼もしい若手

昨日の岩本君、初登板初勝利☆
おめでとう~~~!



受け答えが落ち着いてますね。
声が(顔も?)ちょっと球児に似てますね。
これからどんどん勝ち星を重ねていってや~!


岩本君の活躍も嬉しいけど、私が期待するのは歳内君。

阪神タイガース公式サイトより拝借しました

だってね、歳内君は兵庫県尼崎市出身なんですよっ!
尼のどの辺なんやろ? メッチャ近所やったりして。

9月2日に甲子園で初登板。
残念ながら勝ち星はつかなかったけど、度胸のあるいいピッチングをして、これからが楽しみ♪
この子は絶対大物になりますよ~!
先日の虎バンで歳内君が取り上げられたのですが(こちら)、わずか19歳の新人とは思えない発言の数々に驚くやら感心するやら。

特に、満塁でブラゼルが打席に立った時、ブラではなくマエケンのピッチングを見ていたという件で、もうびっくり!
あんた大物過ぎるわ!

というわけで、来シーズンは歳内君、岩本君、アッキャマン、伊藤和(古葉監督の教え子)あたりがローテ入りしてくれたら面白いなあ♪

2012年9月8日

チャイコン その2

甥向けバラード独断お薦めシリーズ第2弾。
今回もチャイコン。今日はヴァイオリン協奏曲です。

この曲は何と言ってもオイストラフですっ!!!
どや顔連発。(笑)


アンコールのバッハの美しいこと!


オイストラフを生で聴くことは出来なかったけど、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は大好きなので、これまでに多くのヴァイオリニストの生演奏を聴きました。
その中で今でも忘れられないピカイチの演奏はヴェンゲロフ♪



ヴェンゲロフは今から15年ぐらい前かな? ブダペストに来てこの曲を弾きました。
本当に本当に素晴らしかったです。涙が出ました。

ヴェンゲロフは肩を痛めて少しヴァイオリンの演奏をお休みしていたけど、最近またヴァイオリンを再開したので、日本で演奏会があれば絶対に聴いて下さい!


ヴェンゲロフと同門のレーピンの演奏もいいですよ。


それにしてもこの絵は一体・・・レーピンと似ても似つかへんやん!


ロシア人の演奏ばかり続いたので、アメリカ人のジョシュア・ベルも紹介します。



第1楽章後半第2楽章第3楽章 ←クリックして聴いて下さい)

ベルの14歳の時の演奏もありました。(必見!)
子供の頃から今と変わらないいい演奏をしますね。
伯母ちゃんはジョシュア・ベルのチャイコン生演奏も聴いたけど、ヴェンゲロフの方が好きかなあ。
こればかりは好みの問題だから、いろいろな演奏を聴き比べて下さいね。


ところで今ブダペストではシゲティ国際ヴァイオリン・ヴィオラコンクール開催中です。
来週の本選を聴きに行くつもりで、果たしてチャイコンを弾く人はいるのか、どんな演奏をするのか、今から楽しみです。

2012年9月6日

献血

読売に大きく負け越したせいか最近カッカと頭に血が上り、家でも夫相手にいちゃもんつけまくり。
血の気が多過ぎるようなので献血してきました。

ブダペストでは毎日どこかにハンガリー赤十字の献血バスが停まっています。

「今日はここで献血受付中」のお知らせ
献血時には身分証明書(személyi igazolvány)、住民票(lakcímkártya)、ハンガリーの社会保険証(TAJ-kártya)の提示を求められます。

献血の前に血液型を調べたり問診表に記入するのは日本と同じです。
医師の問診を受け、血圧を測り、献血可能と判断されたらベッドに横になって採血されます。
これも日本と同じです。

では何が違うのか?

それは献血量!

日本では200mlか400mlですよね。
ハンガリーではどのくらいだと思いますか?

450mlです。

夫は「そりゃあそうだよ、日本人とハンガリー人じゃ体格も違うし」と言いますが、ハンガリー人でも私より小柄な人もいるし、いいんですか? 問答無用に一気にこんなに採って?

私も450ml採血されましたが、全然平気でした。
やっぱり血の気が多すぎるのかなあ。

2012年9月2日

チャイコン

【チャイコン】、ある時はチャイコフスキー国際コンクール、ある時はチャイコフスキーのピアノ協奏曲(コンチェルト)、そしてまたある時はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をこう呼びます。

先日の一時帰国で何が一番嬉しかったかというと、甥がクラシック音楽に興味があると知ったこと。
小さい時からピアノを習っていたし、伯母馬鹿ですがリズム感も音感もとてもいいと思っていたのですが、音楽好きになるか、またどういうジャンルの音楽を好むかは本人次第なので、今まで特に音楽の話はしたことがありませんでした。

ところが、先日久しぶりに会った時に、「伯母ちゃん、この曲の題名わかる?」と聞かれたのがペール・ギュントだったり展覧会の絵だったり。
曲名を答えると早速YouTubeで聴いていました。

特にチャイコン(ピアノ協奏曲)を好んで聴いていたように思うので(勘違いやったらごめんね~)、今回は伯母ちゃんのお薦めの演奏を紹介します。
今回は完全に甥への私信です。

まずはロシアの白熊ラザール・ベルマン。
この人はずっとソ連(当時)内で演奏していて、「すごいピアニストがいる」とカラヤンの耳に入って、興味を持ったカラヤンが演奏を聴いて「是非共演したい」と呼びかけて実現したのがこの演奏。
ロシアのグランドスタイルという、重厚で濃厚な演奏が聴けます。



第1楽章続き第2楽章第3楽章(←クリックして聴いて下さい)


これも聴いておくべきだと思います↓



マルタ・アルゲリッチ。
女性とは思えない迫力ある演奏をします。
(それにしても姐さんもデュトワも若いわ~)

最近の若手で伯母ちゃんが注目しているのがこの人↓



ダニール・トリフォノフ、1991年生まれのロシア人。
来年春にブダペストでもこの曲を演奏する予定で今からとても楽しみにしています。

えっと、伯母ちゃんの大好きなキーシンもこの曲をカラヤンと共演してるけど(伯母ちゃんはDVD持ってます)、それは今度ブダペストに遊びに来てくれた時に一緒に見ましょう。

YouTubeで検索したら、他にもいろいろな演奏が聴けます。

ピアノを習っていたからわかると思うけど、同じ曲でも弾く人によって全然印象が違います。
どれが正解、どれが間違いとは言えません。
色々聴き比べて自分好みの演奏を見つけて下さい。


というわけで甥への私信でした。
次はチャイコン、ヴァイオリン協奏曲編にしようかな。