会場はエルジェーベト橋のたもとにあるBelvárosi Főplébániatemplom↓
入り口は工事中でした。
リストは若い頃は自分のテクニックをひけらかすような派手なピアノ曲を多く作曲したため、私はずっと「派手派手チャラチャラ男」と毛嫌いしていました。
でも派手派手路線は若い頃だけで、後年は宗教曲や内省的な曲を多く手がけました。
今日聴いた戴冠ミサは、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇妃がオーストリア=ハンガリー二重帝国成立を受け、ハンガリー国王としての戴冠式の際に作曲されたものです。
(戴冠式はマーチャーシュ教会で行われました)
初めて聴く曲でしたが、実に荘厳で壮麗で、戴冠式の様子、特に美貌の皇妃エリザベート(シシィ)を想像するだけで鳥肌が立ちました。
それに、今日は「演奏会」ではなく「ミサ」。
リストの曲が流れる中、通常通りにミサが執り行われ、神父様の説教もありました。
こういう形でこの曲を聴くことが出来るなんて!
今後もなかなか聴く機会はないと思いますが、こんなに素晴らしい曲が埋もれてしまうのはもったいないと思います。
もっと演奏されるといいのに・・・。
教会横から見たエルジェーベト橋。
これは教会前から見たエルジェーベト橋。
エルジェーベトはドイツ語のエリザベートと同じ。ハンガリー人に愛された皇妃エリザベート(シシィ)の名前を冠する橋です。
今年はリスト生誕200年を記念してリスト作曲の宗教曲を全曲演奏するそうで、次回は11月2日にレクイエムが演奏されるとのこと。楽しみです。
帰りに公園に寄り道。
奥の黄色い木はアカシアです。
最後に今日のお昼のフルーツスープ♪
さくらんぼと桃入りです。夏になると無性にこのスープが食べたくなります。
そうめんよりフルーツスープ!