ハンガリーでは各地で一日中リスト生誕200年記念コンサートが開かれています。
なのに私はこんなコンサートに行ってきました↓
Időpont: | 2011. október 22., szombat 17:00 | |
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Előadó(k): | Zádori Mária (ének), Szabó Zsolt (viola da gamba), Alföldy-Boruss Csilla (csembaló) | |
Műsor: | BACH áriái és kamaraművei Igét hirdet: Takaró Károly ny. püspök | |
Helyszín: |
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せっかくのリスト様の記念日なのになぜ? と思われるのは当然です。
でも、私はこの歌手(Zádori Mária:姓・名の順に表記)の大ファンなんです♫
初めて彼女の歌を聴いたのは10年ほど前でしょうか。
ブダペストに遊びに来てくれたポーランドの親友とコンサートに行こうと思ったら、ちょうどその日は演奏会が一つだけ。リスト音楽院で「ヨハネ受難曲」。
私は歌系はあまり聴かないのですが、親友は学生時代からずっとコーラスをやっているので行きました。
(恥ずかしながらヨハネ受難曲もあの時初めて聴きました)
その時のソプラノがZádori Mária。
とても温かくて優しくて透き通った美しい声で、もううっとり!
歌に詳しい親友も「こんなに素晴らしいバッハを歌える歌手はそういないわ」と感動していました。
以来、コンサートの予定表にZádori Máriaの名前を見つけると聴きに行くようになりました。
今日はチェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、そしてバロックヴァイオリン(奏者の名前がプログラムに記載されていないのが残念!)の伴奏でバッハのカンタータからアリアを何曲か聴かせてくれました。
コンサート終了後、外は寒かったけれど心はほっこり温かく幸せな気持ちで帰途に着きました。
で、今はバルトークラジオでリスト作曲オラトリオ「キリスト」の生中継を聴きながらこのブログを書いています。
「キリスト」も聴きに行くつもりだったのですが(会場が我が家のすぐ近くだし、開演が午後8時なので)、やっぱり二つ掛け持ちはしんどいのでラジオで我慢です。
バルトークラジオは放送後1週間はネットで聴けますので、興味がおありの方はこちらからどうぞ。
(20:05にカーソルを合わせると赤い三角が現れます。それをクリックすると放送が始まります)
今日の昼間はリストのソナタをあれこれ聴き比べ。
ヴェルビエのキーちゃんもまだネットで聴けるし、ツィメ様、アラウ、ベルマン、ブレンデル、ポリーニ、アルゲリッチ等いろいろ聴いたのですが、私が一番好きなのは・・・
ポゴ様で~す♡
この頃は素敵でしたよねぇ・・・(ため息)
私が楽譜を見ながら聴き比べていたら、夫が「リストって楽譜見てもあんまり意味ないと思うよ」とびっくりするようなことを言うじゃありませんか。
「なんで? さっきから『やっぱりキーちゃんは楽譜に忠実や、よう研究してはるわ~』と感心しててんけど」
「あのねえ、リストはスターだったんだよ、スーパースター。即興でアレンジして弾いたんだよ。楽譜なんて単なるメモみたいなものだと思うね、僕は」
むむむっ! 何だかんだと言ってもハンガリー人。リストについては語りますねえ、うちの夫。
「ピアノソナタはまだしも、若い頃の作品なんて絶対楽譜通り弾いてないよ、リストは。楽譜は多分他の人にも弾きやすいようにかなり易しく書いてあると思うよ。自分で弾く時はもっと音を足してるはずだよ」
う~ん、確かにそういう可能性は高いと思いますけど・・・。
あ、そうそう、夫は一体何度掴めるんだろう? と前から気になっていたので今日鍵盤に手を置いてもらいました。
するとですね、彼はピアノを弾いたことがないから指と指の間がそんなに開かないんですけど、その状態で11度届くんです!
(私なんか10度もきついのに~~~!)
彼がもし子供の頃からピアノを弾いて、もっと手が広げられたら12度掴めると思います。
ああ、お願いだからその手を私にちょうだい!
ご参考までに、
青=1オクターヴ(8度)
緑=10度
赤=12度
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