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2012年6月5日

コチシュとラーンキ

昨夜面白い動画を見つけました。
私と同世代のピアノ好きな女性なら絶対に感動するはず♪
これです↓



1977年だから、ちょうど日本で「ハンガリー三羽烏」と騒がれていた頃ですよ。
ラーンキ様、麗しいですねえ
コチシュ大先生は今と別人。(笑) 
(シフがいないのが寂しいけど・・・)

この二人は小学校の同級生で(マー君と坂本君みたい)、リスト音楽院でも同門。
同い年で、常に比較されるし、もっとギスギスした関係なのかと思っていたら、実はとっても仲良しなんですね♪
連弾では「お前の手が邪魔なんだよ」なんて言ってるし。(笑)

私が一番驚いたのは18分頃からのコチシュのオルガン演奏!
すごいなあ、めっちゃうまいやん! と感心していたら、その後バッハの管弦楽組曲、モーツァルトの交響曲をピアノでさらりと弾くではありませんか。(あれ全部コチシュの編曲ですよ)
でも、その後ラヴェルのダフニスとクロエを、レコードを聴いてささっとピアノで弾くに至っては、言葉を失いました。
すごいですね、この人!
ピアノを弾きながら頭の中で常にオーケストラが鳴っているんでしょう。
今は指揮者として活躍していますけど、多分ピアノ以外の楽器を演奏していたとしても結局は指揮に転向したに違いありません。

リスト音楽院ピアノ科卒業後、後進の指導に当たるラーンキと、クルターグに師事して作曲を学ぶコチシュ。

現在、ラーンキはソロ演奏以外に、ピアニストの奥様(Klukon Edit)や息子さん(Ránki Fülöp)と共演したり、室内楽を演奏したり、やはりピアノ中心の活動を行っています。

コチシュはハンガリー国立フィルの音楽総監督で今ではすっかり指揮者。
コチシュ指揮、ラーンキのピアノでピアノ協奏曲を演奏することもあります。
私はまだ二人の共演を生で聴いたことがないので、近いうちに是非聴いてみたいです。


最近知ったのですが、夫はラーンキ、コチシュと同じ小学校に通っていたそうです。
「そういうことはもっと早く言ってよね!」と文句を言うと、「だって学年も違うし接点もないし」との答え。
確かにそうですけど、あの二人が近所に住んでたなんて嬉しいじゃないですか~。
あ、すみません、ただのミーハーです。(笑)


虎が勝った~~~☆
前に能見ちゃんも散髪して勝ったし、今日は岩田君が散髪して勝ち投手。
ピッチャーは全員すっきり散髪したらええんや。(笑)

5 件のコメント:

  1. いや~!ええもん見せてもらいました。
    ほんと若さと才能に輝いているお二人ですね♪
    ラーンキはん、男前やわ~。
    ハンガリーにはこんなキラ星のごとく輝く才能がゴロゴロ?してるんですねぇ。
    若きシフ様もぜひ見たかったですー・笑
    (横で息子が「ワーグナーのブリュンヒルデの自己犠牲のピアノバージョンだ~!」とかなんとか違うところで感動していました・・)

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    1. ラーンキ様メチャメチャ男前ですよね♡
      久しぶりに三羽烏時代の麗しいお顔を拝見してうっとりです♪

      コチシュ大先生の才能は桁外れですね~。
      ワーグナーもコチシュ大先生の編曲です。
      一体頭の中どうなっているんでしょう?

      シフ様の若い頃の映像が見つかったらまたご紹介しますね。

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  2. 激しく感動しました。(男性ですが)
    ダフニスとクロエ物凄いですね。なんすかあれは・・・
    あのへんのブルーノ・モンサンジョンとの対話、字幕が欲しいです。
    googleさんが、そのうち自動でやってくれるのを期待します。

    コチシュ大先生が、もう生で見られないなんて本当に悲しいです。

    ところで、動画が削除になっているようですが、こっち
    https://www.youtube.com/watch?v=xoErMxHLNZo
    にもありました。

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    1. choni waniwaniさん
      偉大な天才がこの世を去って本当に悲しいです。
      ダフニスとクロエの下りは「一度聴いたらすぐピアノで弾けるよ」とコチシュが言って、レコードを聴いてすぐ弾き始めました。
      昨夜ブダペストで開催されたコチシュ追悼コンサートがインターネットラジオでも聞けます。
      http://www.mediaklikk.hu/bartok/
      SZOMBAT 2016.12.10. 19:35~
      Mozart: Requiem, K. 626 - Confutatis és Lacrimosa
      Mozart: d-moll zongoraverseny, K. 466
      Rachmaninov-Kocsis: Vocalise
      Rachmaninov: Vesperás - részletek
      Bartók: Cantata profana, Sz. 94, BB 100
      Bartók: Négy zenekari darab, op. 12, Sz. 51, BB 64 - Gyászinduló
      ピアノはコチシュの息子のクリスティーアン君です。

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    2. うわーっ、あの場面はそんな風に言っていたのですか。憎たらしいですねぇ(もちろんいい意味で)。
      ラジオ、貴重な情報ありがとうございます!

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