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2014年5月26日

プレスラーのモーツァルト

土曜の夜にコンサートに行ってきました。

Időpont: 2014. május 24., szombat 19:30

Előadó(k): MÁV Szimfonikus Zenekar
Közreműködik: Menahem Pressler (zongora), Szamosi Szabolcs (orgona)
Vezényel: Csaba Péter

Műsor:
MOZART: Figaro házassága - nyitány
B-dúr zongoraverseny K. 595
SAINT-SAËNS: 3. („Orgona") szimfónia, op. 78

Helyszín: Müpa - Bartók Béla Nemzeti Hangversenyterem


毎度お馴染み、会場のMupa(芸術宮殿)

この日はメナヘム・プレスラーさんがモーツァルトのK.595を弾くということで、ずいぶん前から楽しみにしていました。
ボザール・トリオ(プレスラーさんはボザール・トリオのピアニストとしてもよく知られています)のCDは何枚も持っていて愛聴しているものの、実演に接するのは初めてです。

メナヘム・プレスラー、1923年生まれ。
と言うことは今年91歳ですよ! 大正12年生まれですよ!!

ステージに登場したプレスラーさんは年齢を全く感じさせず溌剌としていて、「矍鑠」という言葉を使うのは躊躇われます。
だって、「老いてもなお元気」というより「若くて元気」なんですよ。
奏でる音は明るくて優しく、聴いていると自然に頬が緩んで笑顔になりました。
「音楽っていいなあ、生きているって素晴らしい」、そんな気持ちになる演奏でした。

拍手に応えてステージに登場したプレスラーさんがピアノに向かうと会場がどよめきました。
アンコールにまずはショパンの遺作のノクターンcis-moll(戦場のピアニストで有名なあの曲です)、続いてマズルカop.17-4を演奏。
若きショパンの作品をとても瑞々しく切なく弾いた後はピアノのふたをパタンと閉めてニッコリ。
失礼な言い方ですが、本当に可愛らしいおじいちゃまでした。

後半はサン=サーンスのオルガン付交響曲。
この曲は高校大学時代によく聴いたのですが、最近は全然聴いていなかったので懐かしく、また初めてMupaのオルガンを聴くことが出来てよかったです。

バルトークホールのオルガン
アンコールに第2楽章の後半、「ベイブ」に出てくると言えばわかりやすいでしょうか、オルガンがジャーンと鳴ってピアノが軽やかな分散和音を奏でる箇所から演奏されました。


フィガロの結婚序曲、モーツァルトのK.595、サン=サーンスのオルガン付交響曲…名曲コンサートっぽいベタな曲が並びましたが、それぞれとてもいい演奏で、満足して帰途に着きました。

2 件のコメント:

  1. うらやましいです〜。
    プレスラーさん、本当にチャーミングなおじいちゃんですよね。特にマズルカは絶品!DVD、よく見てます。
    まだしばらくは、バリバリ活躍してくれそうですね。

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  2. プレスラーさんの実演は初めて聴いたのですが、本当に素晴らしい演奏でした。
    もううっとり♡♡♡
    90歳を超えてらっしゃるとは信じられない瑞々しさ、もう音がどうとか解釈がどうとかいうレベルを飛び越えて、とにかく「幸せ」の一言でした。

    プレスラーさんってピアノ会の山本昌ですね!

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