ハンガリー人の夫とブダペストで暮らす関西人のひとりごと
こうきゅうぅ~、やね高級~♪やね なんで関西弁?まさに日本(語)風味ですね・笑そういえばピアニストの辻井君がプロコ協奏曲第3番でロンドンデビューされたそうです。今朝突然、日本の茶の間にあのプロコが流れたので箸落としそうになりました。アシュケナージ先生もいらっしゃったような・・あの壊れかけのキーちゃんがフラッシュバックしました・笑
あ、なるほど!「けゐ」→「やね」そうかぁ、気がつきませんでした~(笑)プロコ3番、いつかキーちゃんの生演奏を聴きたいです。最近グリーグのコンチェルトを弾いているようですが、やっぱりロシア物をガンガン弾いてほしいですよね~♡
栄養い野菜麺。。。栄養(いっぱい)野菜麺。。。高級汁面。。恐ろしいところもありますが、たぶん日本製品の外国語表記も同じようなもんだと思ったり。。。食品業界って結構中小企業は翻訳などにお金をかけられないので、ちょっと言葉をかじったことがある人が翻訳したりがありがちです。(実はパッケージ表示っていろいろ法律が決まっているんだけどその認識もない人が多い)味の素のように大きな会社だとしっかりしたものだろうけど。。。
>たぶん日本製品の外国語表記も同じようなもんわたしもそう思います。Tシャツにプリントされた外国語なんて、その言葉を母国語とする人が読んだら顔を赤らめるような表現が使われていたりしますし。パッケージ表示を規制する法律があるんですね。ここのアジア食品店ではちょうど賞味期限のところにベタッとシール(ハンガリー語表記)を貼ってあることが多いのですが、あれも規制してほしいです。
キッコーマンや日清のような会社は、現地向けにはキチンとした現地の言葉を使ってますね。ハウスのカレールーは、日本向けそのままのパッケージの上に、現地の言葉で調理法の説明書きをシール貼りしてました。でも、キチンとしたのは....値段も高級だったりして。
ハンガリー日清の製品はハンガリー語だけではなく、チェコ語とポーランド語でも表記されていて、さすがだと思いました。写真を載せた味の素製品も、裏面はポーランド語と英語の表記があり、ハンガリー語のシールが貼ってあります。ハウスのカレールー、ここにも進出してほしいです。ああ~、カレーが食べたい!
赤白緑さま:初めまして 数年前より、密かに黙読している者です。お尋ねの「乾麺の包装袋に印刷された不思議な日本語」に就いて、回答差し上げます。 先ず、これは、中国人若しくは、在外華僑(企業)が製造販売している商品に於いて頻繁に観察される「日本語の文字と中国語の文字を誤用ないし混用する、極めて普遍的な現象の一事例」と、お知らせしておきます。 それでは掲載されている包装袋から、具体的な証拠を収集し解析して行きましょう。先ず、写真一枚目の乾蕎麦です。 この包装袋の中央に大きく書かれている文字は「蔬菜」麺ですが、これは日本語ではありません。中国語で「野菜」を意味する「蔬菜」のことであり、「シュ-ツァイ(shu1cai4)」と発音します。但し、中国語に「蔬菜麺(shu1cai4mian4, シューツァイミェン)」と云う単語が慣例的に存在するか否かは不明です。多分、日本語の「野菜麺」を中国語に機械的に翻訳しただけに過ぎないものと推量します。 それと、その「蔬菜麺」の左となりに小さく書き添えられた「營養い」ですが、これも、中国語を日本語に翻訳しようと試みたものの、文字を取り違えて誤用しているのです。 「營養」とは、この場合、日本語ではなくこれも中国語(古い字体である繁体字の表記)であり、発音は「インヤン、Ying2yang3」です。意味は、名詞としては「栄養、滋養」であり、形容詞としては「栄養価が高い」「滋養豊富なる」となります。 つまり「滋養豊かな野菜麺」と云うべきところが、うろ覚えの日本語なので、中国語の名詞に何でも「い」を付け加えれば、「高→高い」「低→低い」の如く「日本語の形容詞になる」と誤解しておるため、こうした「營養い」と云った「アヤシイ日本語」が「捏造された」のであります。御理解頂けましたでしょうか? 猶、蛇足ながら申し添えておきますと、「麺」を意味する漢字は現在、全部で3通りあります。1) 麺:日本で用いられている略字。部首の「麥」が簡略化されたもの。この乾蕎麦の袋の製品名も蔬菜「麺」と、日本語の漢字で書かれています。2) 麵:この、乾蕎麦の袋の表、2行目に小さく書かれている文字が本来の「麵」です。「繁体字」と呼ばれ、主に、台湾や香港、それに海外の華僑の間で使用されます。3) 面:2番目の写真に書かれている鮑魚「面」が、この文字です。これは、本来の「麵」から、煩雑な部首の「麥」を除去省略して造られた乱暴な文字で、主に大陸の共産中国で使用されます。これは「簡体字」と呼ばれています。宜しいでしょうか? それでは赤白緑さん、2番目の包装袋の誤字・誤用の解析へと進みましょう。 先ず、この包装の正面中央に大きく書かれている「鮑魚面」ですが、当然のことながら、これも中国語であり、日本語ではありません。「鮑魚」と書いて「パオユィー、bao4yu2」と読み、意味は「塩漬けの魚」です。 何故、「塩漬け魚」と「面」が結びつくのか理解不能であり、実に奇怪な結合・結字と云う他はありません。しかし、日本語を齧った程度の海外中国人の常として、日本の文化や慣習に関する中途半端な理解と、その誤用は、この種の商品名称や包装イラストなどに頻出しております。 語学探偵としての推理と致しましては、この包装袋のデザイン全体が、日本の正月料理などに良く用いられる「金地に赤と緑をあしらったおせち料理風の豪華な配色」を取り入れようと腐心した末のイラストであり、「正月を寿ぐ料理で用いられるアワビ」の文字を麺の名称に採用すれば、更に目出度くも豪華な雰囲気が演出されるに違いない----と早合点に至ったのでありましょう。 そこで、繁体字の「鮑魚」と簡体字の「面」が合体した「鮑魚面」と云う奇怪な命名に誤着したのでありましょう。 で赤白緑さん、問題となっております「こうきゅううけゐ」です。既に先達投稿者の2氏が言及されている通り、これは「高級」を意図して「こうきゅう」と書いたのに相違ありません。で、その次にある「うけゐ」ですが、これぞ、在外中国人の中途半端な日本語水準を暴露した典型的な誤用例であります。 即ち、彼ら彼女らは漢字には日頃から親しんでいても、日本語の「平仮名」は未知の不慣れな文字なのであり、その発音や書写も見よう見まねのウロ覚えが多いため、よく似ている「う」と「つ」の区別がつかず、両者を混同誤用する例が後を絶ちません。 また、私はたった今、「平仮名」と書きましたが、これは飽く迄も、便宜上の使用に過ぎません。袋包装の平仮名文字を再度、じっくりと御覧になってみて下さい。「こうきゅう」の「こ」は、平仮名の「こ」ではないでしょう!この文字は、漢字の「乙」です。即ち、「甲乙丙」の「乙」なのです。 平仮名すらウロ覚えなので、酷似している漢字の「乙」を何喰わぬ顔で代用しているに過ぎないのです。チャッカリした連中ですなぁ、赤白緑さん! 更に、この場合は、日本語のワ行の平仮名「ゐ」が漢字の「面」の草書体に酷似していると錯覚したため、本来の日本語では「つけ麺」と書くべきところを、何とそそっかしい事には、「うけ面」と下記損じてしまったのです。つまり、この仮名表記の「乙うきゅううけゐ」とは、本来ならば「高級付け麺」と書いて然るべきところを誤表記して仕舞ったのです。 察するに、2番目の袋の包装表記は「高級付け麺【目出度い寿麺】」と書きたかったのでしょう。 まぁ、あれやこれやと高所大所から偉そうに解説・解析して参りましたが、彼ら彼女らにも、同情の余地は十分にあります。中途半端な日本語とは云え、ここまで必死に学習してきた成果なのであり、正月のおせち料理の配色をも採り入れようと懸命な努力を払っているのは、遠くユーラシア大陸を隔てた日本列島からも十分に推測出来ます。 販路拡大を目指し、積極的な包装デザインを採用する経営方針も、在外日本人には嬉しい心遣いでありましょう。 ただ赤白緑さん、折角の苦心惨憺たる努力の蓄積も「あと一押しの決め手」に欠けているのです。 高級な表現を用いれば「画龍点睛を欠く」のであり、下世話な表現を致しますと「肝腎な決め所で早まって漏らす『早漏気味な日本語』だ」とも申せます。 で赤白緑さん、この【高級付け麺・目出度い寿麺】のお味の方は、如何でしたか? また、お時間有りましたらば、中欧の音楽情報などお伝え下さい。お元気で。2012/05/25(金曜日) Yozakura 敬白
はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。不思議な日本語への詳細なご回答をどうもありがとうございました。中国語は全く知識がありませんので大変興味深く拝読いたしました。これからもどうぞよろしくお願いします。バラード(ballade4fmoll)
こうきゅうぅ~、やね
返信削除高級~♪やね
なんで関西弁?
まさに日本(語)風味ですね・笑
そういえばピアニストの辻井君がプロコ協奏曲第3番でロンドンデビューされたそうです。
今朝突然、日本の茶の間にあのプロコが流れたので箸落としそうになりました。
アシュケナージ先生もいらっしゃったような・・
あの壊れかけのキーちゃんがフラッシュバックしました・笑
あ、なるほど!
削除「けゐ」→「やね」
そうかぁ、気がつきませんでした~(笑)
プロコ3番、いつかキーちゃんの生演奏を聴きたいです。
最近グリーグのコンチェルトを弾いているようですが、やっぱりロシア物をガンガン弾いてほしいですよね~♡
栄養い野菜麺。。。栄養(いっぱい)野菜麺。。。
返信削除高級汁面。。
恐ろしいところもありますが、たぶん日本製品の外国語表記も同じようなもんだと思ったり。。。食品業界って結構中小企業は翻訳などにお金をかけられないので、ちょっと言葉をかじったことがある人が翻訳したりがありがちです。(実はパッケージ表示っていろいろ法律が決まっているんだけどその認識もない人が多い)味の素のように大きな会社だとしっかりしたものだろうけど。。。
>たぶん日本製品の外国語表記も同じようなもん
削除わたしもそう思います。
Tシャツにプリントされた外国語なんて、その言葉を母国語とする人が読んだら顔を赤らめるような表現が使われていたりしますし。
パッケージ表示を規制する法律があるんですね。
ここのアジア食品店ではちょうど賞味期限のところにベタッとシール(ハンガリー語表記)を貼ってあることが多いのですが、あれも規制してほしいです。
キッコーマンや日清のような会社は、現地向けにはキチンとした現地の言葉を使ってますね。
返信削除ハウスのカレールーは、日本向けそのままのパッケージの上に、現地の言葉で調理法の説明書きをシール貼りしてました。
でも、キチンとしたのは....値段も高級だったりして。
ハンガリー日清の製品はハンガリー語だけではなく、チェコ語とポーランド語でも表記されていて、さすがだと思いました。
削除写真を載せた味の素製品も、裏面はポーランド語と英語の表記があり、ハンガリー語のシールが貼ってあります。
ハウスのカレールー、ここにも進出してほしいです。
ああ~、カレーが食べたい!
赤白緑さま:初めまして
返信削除数年前より、密かに黙読している者です。お尋ねの「乾麺の包装袋に印刷された不思議な日本語」に就いて、回答差し上げます。
先ず、これは、中国人若しくは、在外華僑(企業)が製造販売している商品に於いて頻繁に観察される「日本語の文字と中国語の文字を誤用ないし混用する、極めて普遍的な現象の一事例」と、お知らせしておきます。
それでは掲載されている包装袋から、具体的な証拠を収集し解析して行きましょう。先ず、写真一枚目の乾蕎麦です。
この包装袋の中央に大きく書かれている文字は「蔬菜」麺ですが、これは日本語ではありません。中国語で「野菜」を意味する「蔬菜」のことであり、「シュ-ツァイ(shu1cai4)」と発音します。但し、中国語に「蔬菜麺(shu1cai4mian4, シューツァイミェン)」と云う単語が慣例的に存在するか否かは不明です。多分、日本語の「野菜麺」を中国語に機械的に翻訳しただけに過ぎないものと推量します。
それと、その「蔬菜麺」の左となりに小さく書き添えられた「營養い」ですが、これも、中国語を日本語に翻訳しようと試みたものの、文字を取り違えて誤用しているのです。
「營養」とは、この場合、日本語ではなくこれも中国語(古い字体である繁体字の表記)であり、発音は「インヤン、Ying2yang3」です。意味は、名詞としては「栄養、滋養」であり、形容詞としては「栄養価が高い」「滋養豊富なる」となります。
つまり「滋養豊かな野菜麺」と云うべきところが、うろ覚えの日本語なので、中国語の名詞に何でも「い」を付け加えれば、「高→高い」「低→低い」の如く「日本語の形容詞になる」と誤解しておるため、こうした「營養い」と云った「アヤシイ日本語」が「捏造された」のであります。御理解頂けましたでしょうか?
猶、蛇足ながら申し添えておきますと、「麺」を意味する漢字は現在、全部で3通りあります。
1) 麺:日本で用いられている略字。部首の「麥」が簡略化されたもの。この乾蕎麦の袋の製品名も蔬菜「麺」と、日本語の漢字で書かれています。
2) 麵:この、乾蕎麦の袋の表、2行目に小さく書かれている文字が本来の「麵」です。「繁体字」と呼ばれ、主に、台湾や香港、それに海外の華僑の間で使用されます。
3) 面:2番目の写真に書かれている鮑魚「面」が、この文字です。これは、本来の「麵」から、煩雑な部首の「麥」を除去省略して造られた乱暴な文字で、主に大陸の共産中国で使用されます。これは「簡体字」と呼ばれています。宜しいでしょうか?
それでは赤白緑さん、2番目の包装袋の誤字・誤用の解析へと進みましょう。
先ず、この包装の正面中央に大きく書かれている「鮑魚面」ですが、当然のことながら、これも中国語であり、日本語ではありません。「鮑魚」と書いて「パオユィー、bao4yu2」と読み、意味は「塩漬けの魚」です。
何故、「塩漬け魚」と「面」が結びつくのか理解不能であり、実に奇怪な結合・結字と云う他はありません。しかし、日本語を齧った程度の海外中国人の常として、日本の文化や慣習に関する中途半端な理解と、その誤用は、この種の商品名称や包装イラストなどに頻出しております。
語学探偵としての推理と致しましては、この包装袋のデザイン全体が、日本の正月料理などに良く用いられる「金地に赤と緑をあしらったおせち料理風の豪華な配色」を取り入れようと腐心した末のイラストであり、「正月を寿ぐ料理で用いられるアワビ」の文字を麺の名称に採用すれば、更に目出度くも豪華な雰囲気が演出されるに違いない----と早合点に至ったのでありましょう。
そこで、繁体字の「鮑魚」と簡体字の「面」が合体した「鮑魚面」と云う奇怪な命名に誤着したのでありましょう。
で赤白緑さん、問題となっております「こうきゅううけゐ」です。既に先達投稿者の2氏が言及されている通り、これは「高級」を意図して「こうきゅう」と書いたのに相違ありません。で、その次にある「うけゐ」ですが、これぞ、在外中国人の中途半端な日本語水準を暴露した典型的な誤用例であります。
即ち、彼ら彼女らは漢字には日頃から親しんでいても、日本語の「平仮名」は未知の不慣れな文字なのであり、その発音や書写も見よう見まねのウロ覚えが多いため、よく似ている「う」と「つ」の区別がつかず、両者を混同誤用する例が後を絶ちません。
また、私はたった今、「平仮名」と書きましたが、これは飽く迄も、便宜上の使用に過ぎません。袋包装の平仮名文字を再度、じっくりと御覧になってみて下さい。「こうきゅう」の「こ」は、平仮名の「こ」ではないでしょう!この文字は、漢字の「乙」です。即ち、「甲乙丙」の「乙」なのです。
平仮名すらウロ覚えなので、酷似している漢字の「乙」を何喰わぬ顔で代用しているに過ぎないのです。チャッカリした連中ですなぁ、赤白緑さん!
更に、この場合は、日本語のワ行の平仮名「ゐ」が漢字の「面」の草書体に酷似していると錯覚したため、本来の日本語では「つけ麺」と書くべきところを、何とそそっかしい事には、「うけ面」と下記損じてしまったのです。つまり、この仮名表記の「乙うきゅううけゐ」とは、本来ならば「高級付け麺」と書いて然るべきところを誤表記して仕舞ったのです。
察するに、2番目の袋の包装表記は
「高級付け麺【目出度い寿麺】」
と書きたかったのでしょう。
まぁ、あれやこれやと高所大所から偉そうに解説・解析して参りましたが、彼ら彼女らにも、同情の余地は十分にあります。中途半端な日本語とは云え、ここまで必死に学習してきた成果なのであり、正月のおせち料理の配色をも採り入れようと懸命な努力を払っているのは、遠くユーラシア大陸を隔てた日本列島からも十分に推測出来ます。
販路拡大を目指し、積極的な包装デザインを採用する経営方針も、在外日本人には嬉しい心遣いでありましょう。
ただ赤白緑さん、折角の苦心惨憺たる努力の蓄積も「あと一押しの決め手」に欠けているのです。
高級な表現を用いれば「画龍点睛を欠く」のであり、下世話な表現を致しますと「肝腎な決め所で早まって漏らす『早漏気味な日本語』だ」とも申せます。
で赤白緑さん、この【高級付け麺・目出度い寿麺】のお味の方は、如何でしたか?
また、お時間有りましたらば、中欧の音楽情報などお伝え下さい。お元気で。
2012/05/25(金曜日) Yozakura 敬白
はじめまして。
削除ご訪問&コメントありがとうございます。
不思議な日本語への詳細なご回答をどうもありがとうございました。
中国語は全く知識がありませんので大変興味深く拝読いたしました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
バラード(ballade4fmoll)