今月ブダペストにはズッカーマン、ムター、ラクリンなど、大物ヴァイオリニストが続々とやってきます。
一体何があったんや、ブダペスト?
一体何があったんや、ブダペスト?
Müpa入り口 |
RICCARDO CHAILLY ÉS A LIPCSEI GEWANDHAUS ZENEKARA
KÖZREMŰKÖDIK: LEONIDASZ KAVAKOSZ – hegedű
2012. május 18. 19:30 - 22:00
Bartók Béla Nemzeti Hangversenyterem
Sosztakovics: I. (a-moll) hegedűverseny, op. 77
Brahms: III. (F-dúr) szimfónia, op. 90
ドイツ(オケ)、イタリア(指揮者)、そしてEUとハンガリーの国旗。ソリストは無視? |
Müpaはあまり好きじゃないけど、そんなこと言ってられません。
なぜMüpa苦手かというと・・・
Müpaのテラスからみた風景 |
コンサートの後にちょっとカフェに立ち寄ることも出来ません。
ご覧のように周囲に何もないんです!
同じ敷地内にある国民劇場(Nemzeti Színház) |
テラスから見たドナウ |
ドナウとラーコーツィ橋 |
正直言ってショスタコーヴィチは苦手なのですが(ティンパニのドンドコドンドコが特に・・・)、カヴァコスの素晴らしさに圧倒されて、特にカデンツァなんてもう現実のこととは信じられないほどで、夢の世界にいる間にあっという間に曲が終わったような感じでした。
そういえば、コンチェルトの演奏中、楽章間で咳をする人がいなかったんです。
あれだけの数の聴衆がいるのに完全な静寂。
そして演奏が終わると拍手ではなく会場全体から「ウォ~~~!」と叫び声、続いて地鳴りのような盛大な拍手。
私もそうですが、あまりの熱演に圧倒されて楽章間も身体が金縛りにあったみたいで身動きも咳も出来なかったんです。
いや~、ほんまにすごいわ、カヴァコス!
これからもヴァイオリンを続けてほしいです、指揮はええから・・・。
後半のブラームスも素晴らしかったです。
ハンガリーのオケの「どやどやどや~!」的な音ではなく、ビシッと統率の取れた、これぞドイツ!な音でした。
ハンガリーのオケが雄叫びを上げるマー君だとすると、ゲヴァントハウスは美しいフォームで淡々と三振を取る能見ちゃん。
アンコールは同じくブラームスの大学祝典序曲でした。
座席のせいかもしれませんが(正面バルコニー最前列の右寄りの席でした)、トランペットの音がとてもよく響いていました。
それとホルン! あんな美しいホルンの音色が聴けるなんて!!
とにかく素晴らしい演奏を聴けて幸せです。
今月末に別のヴァイオリニストを聴きに行く予定で、今から楽しみです。
え? 野球? 今日試合ありましたっけ?
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