3月21日から
ブダペスト春の芸術祭が始まりました。
私は22日にリスト音楽院に行ってきました。
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久々の2階席。音響は相変わらず素晴らしかったです♪ |
Maxim Vengerov és a Lengyel Kamarazenekar
Zeneakadémia | Március 22. | 19:30
Mozart: D-dúr hegedűverseny, K. 218
Mozart: A-dúr hegedűverseny, K. 219
Csajkovszkij: Melankolikus szerenád hegedűre és zenekarra, op. 26 (David Walter átirata)
Csajkovszkij: Emlék (Souvenir d´un lieu cher - Scherzo), hegedűre és zenekarra, op. 42 (David Walter átirata)
Csajkovszkij: Emlék (Souvenir d´un lieu cher - Meditation), hegedűre és zenekarra, op. 42 (David Walter átirata)
Csajkovszkij: Valse-Scherzo, hegedűre és zenekarra, op. 34 (David Walter átirata)
ヴェンゲロフが弾き振りでポーランド室内オーケストラと共演です♪
「また弾き振りかいな?」と文句を言いたいところですが、
2年前のお弟子さんと共演に比べれば、今回は全曲ヴァイオリンのソロを弾くし、まあしゃあない、許したろ、と思います。(ヴェンゲロフに対して上から発言:笑)
ただ、弓を振り回すのはやめてほしい。弓にもしものことがあったらどないするん?
K.218はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の中で一番好きな曲です。
相変わらずの美しく澄み切った音、おそらく自作であろう超絶技巧のカデンツァ、 ヴェンゲロフの演奏でこの曲を聴けて本当に嬉しかった~♪
前半のモーツァルトでは丁寧で美しい音色を堪能し、後半のチャイコフスキー小品ではロマンティックな表現と華やかな技巧にに心を奪われ、かつて「指揮に専念します」と宣言したヴェンゲロフがまたヴァイオリンを弾いてくれる幸せを噛みしめながら大きな拍手を送りました。
何度かステージに呼び戻されたヴェンゲロフは、アンコールにまずサン=サーンスのハバネラ(とろけそうに甘い音色でした~♪)、続いて同じ作曲家の序奏とロンドカプリチオーソを演奏。
客席からはブラーヴォの大嵐でした。
またステージに登場したヴェンゲロフは客席に向かって「ブダペスト春の芸術祭で演奏出来て光栄です」と挨拶し、ブラームスのハンガリー舞曲第1番と第5番を演奏しました。
第5番の左手ピチカート、あれどないなってんの?
多分20音ぐらいを一気に左手ピチカートで弾いたんですよ! 信じられない! 会場全体がどよめきました。
スタンディングオヴェイション、ブラーヴォの嵐は止まず、ヴェンゲロフが「もう遅いから…」と腕時計を指差すふりをして演奏会はお開きとなりました。
↓こちらで、ほんの少しですがコンサートの様子が見られます。(2:03~)
今シーズンは
キーシン、
レーピン、そしてヴェンゲロフと、かつての【ソ連の神童たち】 を聴く機会に恵まれました。
すごいやんブダペスト!
ところでロビーにこんなものがありました。
先日書いたレゴのリスト音楽院です。
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音楽院正面 |
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ダース・ベイダーのようなリスト様 |
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反対側には大ホールが忠実に再現されています |
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上から見た大ホール |
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ちゃんとレッスン室まである!! |
レゴのリスト音楽院は4月半ばまで展示されるそうなので、リスト音楽院に行かれる方は是非2階ロビーにも足を運んでみて下さい。