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2013年6月18日

夏休み

朝、通勤の地下鉄が空いているなあと思ったら、ハンガリーの学校は今週から夏休みに入ったのでした。
今から8月末までの長いお休み。
共働きの多いハンガリーで、子供達は夏休みをどう過ごすのでしょう?

高校生、大学生ならアルバイトに精を出すようですが、中学生以下はサマーキャンプに参加したり、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんが面倒を見たり、親が職場に連れて行ったりするようです。

え? 読み間違いじゃないですよ。

親が職場に連れて行ったりするんです。

昨日髪を切りに行ったら、いつもお願いしている美容師さんの娘さん(小学校高学年)がいました。
「来週から合宿に行かせるけど、今週は面倒を見てくれる人がいないから連れてきた」とのこと。
日本人の感覚だとビックリしますが、ここでは共働きが多いこともあり、子供を連れて来てもお咎めなしの職場は少なくないようです。

その子はお客さんが読み終わった雑誌を片付けると、大人しく本を読んでいて、時々他の美容師さんやお客さんから声を掛けられると礼儀正しく答えていました。

私の勤務先に出入りする業者さんも、今日小学生らしきお子さんを連れて来ました。
やはり他に面倒を見る人がいないからだそうです。
この子もとても元気に挨拶をし、邪魔にならないように隅に控え、用事が済むと「さようなら」と大きな声で挨拶して去っていきました。

美容師さんは女性だけど、職場に来る業者さんは男性。
父親が子育てに参加しているのが微笑ましいなあ。

夫も小さい頃は夏休みによく親の職場に連れて行かれたと言っていました。
同じような子供が他にもいたので、会社内の空いている部屋が子供用に開放され、子供同士で 一緒に遊んだりもしたそうです。

夏休み中ずっと子連れ出勤はどうかと思いますが、他に預ける場所がないピンチの日だけなら、子供が親の職場に行くことも悪くないかもしれないと思いました。
親が働く姿を見て、学校では学べないことを吸収出来るでしょうし。

でも、「しっかり躾られたお行儀のいい子」 というのが大前提ですけどね。

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