Baráti Kristóf (hegedű), Várdai István (cselló) és Várjon Dénes (zongora) koncertje
Uránia Nemzeti Filmszínház | Március 24. | 19:30
Haydn: G-dúr („Zigeuner”) zongoratrió, Hob. XV:25
Dvořák: e-moll („Dumky”) zongoratrió, op. 90
Beethoven: D-dúr, („Geister”) zongoratrió op. 70/1
大好きなバラーティ君のヴァイオリンと期待の若手チェリストのヴァールダイ君の共演。
ピアノはペレーニとよく共演しているヴァーリョン。とても知的な演奏をする人です。
会場はウラーニア映画館。
会場入口にはブダペスト春の芸術祭の特大ポスター |
結婚当初は毎週のようにここに映画を見に来ました。
最近は映画は家で見るようになったので、ここに来るのは久しぶり。
懐かしい~♪
ロビー |
ロビー |
この映画館ではメトロポリタンオペラやロンドン・グローブ座のライヴ映像を上映しています。
ここならオペラや演劇を見ても全く違和感なく、自分がオペラハウスや劇場にいるような気になりますよね。
座席から見たステージ。左手袖からヴァールダイ君が客席をチェックしてます(笑) |
会場の天上のシャンデリア |
シャンデリアもういっちょう! |
この3人のトリオを聴くのは初めてですが、息がぴったり合って、まるで長年トリオを組んでいるかのような、とても落ち着いた素晴らしい演奏でした。
ハイドンは私も室内楽仲間と何度か弾いたことがある曲ですが、全く別の曲に聴こえました~!(笑)
この日は会場の雰囲気がとてもよかったです。
携帯は一度も鳴らなかったし(最近では珍しいことです)、曲が終わっても奏者が手を下ろすまで誰も拍手せずに余韻を楽しんでいました。
座席はゆったりして快適でした |
アンコールはドヴォルザークの第4楽章。
盛大な拍手に何度もステージに呼び戻された3人は、互いを讃えあいながら肩を組んで拍手に応えていました。
この3人のトリオ、また近いうちに聴きたいです。
それにしても室内楽はいいなあ♪
もっともっとピアノ練習していい演奏がしたいなあ、それよりもいつかヴァイオリンで室内楽に参加したいなあ。
(だったら練習しなさい!)
いいですね〜、この会場。ここで映画もやるなんて驚きです。
返信削除バラーティ君たちのトリオ、いいなー(^_^)。
ピアノはヴァーリョンですか。去年ECMから出たCD買いましたよ。
そういえば、リスト音楽院のホールって、その後どうなったんですか?
まだ改修工事終わっていないんですかねぇ。
ヴァーリョンのCDをお持ちとは、さすがりぽっちさん!
削除彼のピアノいいですよね~♪
3人のトリオは息がぴったり合って良かったです。
また聴きたいです。
ところでリスト音楽院はまだ改装中です。
一応来年には完成するらしいのですが・・・。
来年春のコンサートの予定表に「会場:リスト音楽院大ホール」と書いてあるのを見て「大丈夫なん?」と思ったのはここだけの秘密です。
赤白緑さま
返信削除無沙汰しております。御贔屓の演奏家による室内楽コンサート、楽しまれたようで何よりです。登場するチェリストのMiklos Perenyiは、その中でもお気に入りの様子で、以前上梓されていた「ペレーニィ古希記念演奏会の感想」でも、堪能された模様ですね。
ネット上の著名な動画共有サイトにも、姉のEszter Perenyiがバイオリンを、弟のMiklos Perenyiがチェロを弾いたブラームスのピアノ三重奏曲の演奏が掲示されています。
ご関心あれば、赤白緑様の自己責任に於いて、以下の要素にて検索なさってみて下さい。
[Kiss, Eszter Perenyi, Miklos Perenyi - Brahms Trio op.8, 6:28]
6:28 とありますのは、第二楽章の演奏時間です。この曲は室内楽にしては長く、確か第五楽章まであったような記憶があります。検索しても、演奏時間まで指定しないと、直ちに第二楽章へは逢着しません。第二楽章を選びましたのは、この楽章が私の個人的なお気に入りだからです。
1976年頃の演奏ですから、プラハの春の悪夢が未だ癒えぬ時代です。支配者にとっては社会主義体制の全盛期ですが、芸術家にとっては、さぞや陰々滅滅たる暗黒時代でありましょう。その「忍耐と寛容の精神を修養すべき時」にも、ペレーニィ姉弟は粛々と技量の向上に努めていたのでしょう。
お楽しみ頂ければ幸いです。お元気で。
赤白緑さま
返信削除直前の投稿に、ハンドル・ネームの記入を失念しました。Yozakuraです。どうも失礼しました。m(_ _)m
動画のご紹介ありがとうございました。
削除ペレーニのチェロは大好きで、演奏会にも足繁く通っています。
先日聴いたヴァールダイ君も今後が楽しみなチェリストです。
ある演奏家に聞いた話ですが、社会主義体制下では芸術家は保護されていたので、音楽だけに専念できてよかったそうです。
今は日常の雑事に振り回されて大変だと言っていました。
もちろん個人の主観の問題なので何とも言えませんが、芸術家にとっては暗黒時代とは言い切れないのかもしれません。
素敵だなー、ここの映画館、マダーチ劇場と合わせてとても近いのですがまだ一度も中に入ったことありません。こんなに素敵だったなんて……!
返信削除最近、タンゴのポスターが掲げてあって気になってはいたのですが。
社会主義体制の云々はスポーツ選手にも言えることですよね。
そういえばうちの大学の旧名、毛嫌いしないでもっと違う意味なのよ、と名前の違うとらえ方を説明してくれました。目から鱗でした。
ここは本当に素敵ですよ。
削除是非一度(といわず何度でも)お運び下さい。
Kossuth Lajos u.のPuskin映画館も雰囲気があっていいですよ♪
ちょっと前まで週末は映画館で映画を観るのが習慣だったのに、いつの間にか家で観るようになりました。
気楽でいいけど、せっかく近所にこんな素敵な映画館があるのにもったいない気もします。
大学の旧名の違う意味ってどういうことでしょう?
よろしければ教えて下さいね。
まず、文章がおかしかったことをお詫びします。
返信削除教授が説明してくれた、ですね。すみません。
バラードさんはご存じかと思いますが、この大学(付近?)ってシンボル的な大きな場所だったんですよね?
携帯もない時代、カールマルクス○○の前に集合、とか言っておけば確実で「カールマルクス」という名称はある種の青春時代のシンボルで良き思い出と捉えているそうです。
(渋谷ハチ公前みたいなものでしょうか?)
みんなにとって必要だった、ミーティングポイントの単なる名称、みたいな説明をされてました。
教授陣はやはり経済系ですから、マルクスはいまでも主要な研究対象ですし、マルクス自体の思想や著作物は現実の社会主義や共産主義とは遠いところにあるので、マルクス=悪みたいに捉えられるのがいやで、こういった明るく前向きな話をしてくださったのかもしれません。
ところで「vörös」と「piros」の差って、ワインレッドか明るいオレンジくらいの差の認識だったんですが、違うんですかね……?
なるほど、納得です。
削除私はまたMarx Károlyに何か隠された意味があるのかと思って、「MaはMagyarかな? rとxは何?」と勝手に悩んでました。(笑)
夫は旧名は嫌、今の名前は馴染めないらしくKözgázと呼んでいますが、今の学生さん達はどうですか?
「vörös」と「piros」の差は、日本語の紅と朱の違いだとずっと思っていたのですが、濃いピンク(と私には見える)がpiros、赤旗はvörös、でもハンガリーの国旗はpiros・・・で混乱してます。
夫は「そんなに拘らなくてもいいのに」と言いますが、【これが「vörös」と「piros」の違い】と確たる線引きが出来ないのが悔しいです。
そんなシャレた隠された意味があれば面白かったんですが……(笑)
返信削除いまの学生はおそらく過去にあまり思い入れがなさそうなので、みんなCorvinusとそのまま呼んでます。
ただ、私は大学を説明する際に、地名が付いてればもっとすんなりいくのになーと思わないでもないです。ブダペスト大学という愛称はELTEに付いてますし……。
なにかいいニックネーム作って欲しいです。
日本の色も相当に多彩だと思うんですが、ふと考えて丹色緋色朱色今様茜紅あたりの違いを説明できるかと問われると……うーん……。
そんな感じなんですかね、vörös,piros。私も身近のハンガリー人に訊いて調査してみます。
確かに地名が入っていた方がわかりやすいですよね。
削除Corvinusって、いったいどこの国にあるのかさえピンと来ませんし。
Marx KárolyとCorvinusの間にブダペスト経済大学(Budapesti Közgazdaságtudományi Egyetem)だった時期があるはずですが、なぜそのままにしなかったんでしょう。
まあ、あの大学は今では経済学以外の学部も増えましたから、経済大学と呼ぶのも語弊がありますが・・・。
「vörös」と「piros」、あきさんの調査結果も教えて下さいね。