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演奏会ではなく音楽を使ったミサで、曲の合間には神父の説教や聖体拝領がありました。
修復工事中の教会 |
ここ数日は教会やコンサート会場でレクイエムが多く演奏されます。
モツレクだけではなく、ヴェルディやフォーレのレクイエム、またハイドンの交響曲第44番「悲しみ」を演奏する会場もあります。
亡くなった人があの世からこの世へやって来る日だからレクイエムが演奏されるのだと思っていたのですが(もちろんそれで間違いはないのですが)、昨夜の神父様の説教を聞いてはっと気付いたことがあります。
1956年10月23日、ハンガリーで民主化運動が起こり、ソ連軍が侵攻しました。
多くの人の血が流れ、ソ連軍がブダペストを制圧したのが11月4日。
ですから、ハンガリーの人々にとってはこの時期は単に宗教的な祝日ではなく、もっと直接的に、身近な人を偲ぶ日なのです。
迂闊にも万聖節と民主化運動(こちらではハンガリー革命と呼びます)を関連付けることがなかったのですが、昨夜モツレクを聴きながら何度も胸が締め付けられるような思いをしたのは、周囲のハンガリー人たちの哀しみが伝わってきたからでしょうか。
そして今朝。
空は灰色で、いつ雪が降ってもおかしくないような冬空です。
とはいえ当面は暖かい日が続くんですけどね。
暖かいから、と窓を開けてきれいに拭いたのに、月曜日は大雨らしいです。
何のために窓拭いたんやろ・・・(涙)
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