結婚当初、私達はブダペスト7区、リスト音楽院からそう遠くない所に住んでいました。
街の中心からあまり離れていないのに、家の近くには空き地が結構ありました。
夫に聞くと、第2次世界大戦や1956年の革命の時に爆破されたからだと言うではありませんか。
第2次大戦って!!
日本では、私が子供の頃でも戦争なんて遠い過去のことだったのに、1989年のハンガリーには未だに戦争の爪痕が残っていることに 驚いたものです。
社会主義体制下で経済的にも苦しい時代に、空き地に新しい建物を建てる余裕などなかったのでしょう。
体制変換後、空き地は駐車場や公園になったり、ビルが建って街並みは変わっていきます。
7区のとある公園。
公園の隣の建物の壁一面に絵が描かれています。
少し角度を変えると…
右側の建物には落書きがいっぱいです。
こちらでは街中に落書きが多いのが悩みの種。
7区では単に落書きを消すだけではなく、壁一面に絵を描いて落書きを防ぐ運動をしています。
ここ以外にも何箇所か「壁画」があるので、また機会があればご紹介します。
これは8区で見かけたのですが…
う~ん、全面に描けばいいのに~~!
頑張れ8区!
見事な細工のドアを見つけたので写真を撮りました。
古い建物が並ぶ通りを歩くと、ドアや壁の彫刻に目が行ってなかなか前に進みません。(笑)
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